●●● 気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度
商売の場や飲食店で、「する(磨る・擦る)」の付く言葉を言い換えずに使う(するめ、すり鉢、すりこぎ、墨をする など)。
- なぜ — 言葉の響き(語呂・忌み言葉)
- 「する」は「(財産を)すり減らす」「(博打で)する=失う」に通じ、商売では縁起が悪い。そこで反対の「当たり」に言い換え、するめを「あたりめ」、すり鉢を「あたり鉢」、すりこぎを「あたり棒」、墨をするを「墨をあたる」、髭をそるを「髭をあたる」と言う。言葉そのものに力が宿る(言霊)という考え方が背景にある。
- やってしまったら・言いかえ
- 「あたりめ」「あたり鉢」「あたり棒」と言い換える。
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出典 1 件
- 「するめ」と「あたりめ」(小学館の辞書公式サイト「ことばのまど」)事典
●●● 気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度
救急外来(ER)や病棟の勤務中に「今日は静かだね」「暇だね」と口にする。
- なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
- 言った途端に急患が押し寄せて大荒れになるというジンクスで、英語圏では「Q word(Qで始まる言葉)」と呼んで避けるほど広まっている。救急医・看護師・救急隊員の間で世代を超えて受け継がれている。
- やってしまったら・言いかえ
- 言いたくなったら「落ち着いてるね」とも言わず、黙っておく。言ってしまったら笑って謝る。
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出典 1 件
- Debunking the myth of using "quiet" in clinical departments: an integrative overview of available literature (Annals of Medicine and Surgery, 2022)学術
●●● 気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)
ロンドンのローズ・クリケット・グラウンドのパビリオンに、ジーンズやスニーカー、サンダルなど普段着の格好で入ろうとする。
- なぜ — そのほかの理由
- MCCは、試合開催日のパビリオンでは正装が求められると定めている。男性はテーラードのジャケットかブレザーに襟付きシャツ、ネクタイまたはクラヴァット、足首まで覆う長ズボン、そして改まった場にふさわしい靴。女性はワンピース、スカート、テーラードのパンツにトップスなど。デニムと傷んだ服は認められず、ビーチサンダル、ビルケンシュトックのサンダル、レジャー用スニーカー、キャンバス靴、ウォーキングシューズ、ランニングシューズも不可とされる。
- やってしまったら・言いかえ
- パビリオンに入る予定があるなら、ジャケットとネクタイ、革靴を用意する。一般席は普段着でよいので、招待を受けたときだけ確認すればよい。ザ・ハンドレッドや女子の国際試合など、適用されない試合日もある。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- What to wear(Lord's / MCC 公式) — パビリオンの服装規定、デニム不可、認められない靴の列挙業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 本気で怒られる
ゴルフのグリーン上で、他のプレーヤーのボールとカップを結ぶ線(パットのライン)やその延長線上を歩いたり、そこに立ったりする。
- なぜ — そのほかの理由
- 足跡やスパイクの跡がラインに残ると、転がるボールの向きが変わってしまい、相手のプレーを妨げる。パットをする人の真後ろ(延長線上)に立つのも、視界に入って気が散るうえ、ラインを盗み見ているように見える。
- やってしまったら・言いかえ
- グリーン上では他人のボールとカップの位置を確かめ、ラインをまたぐか、大きく迂回して歩く。パットの間は延長線上から外れて立つ。
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出典 1 件
- Rules Guy: Is it legal for another player to stand directly behind me while I putt? | GOLF.com業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 法律・規則で禁じられている
許認可や契約で関わりのある役所の担当者(国家公務員)に、お中元・お歳暮を贈ったり、割り勘でゴルフや会食に誘ったりする。
- なぜ — そのほかの理由
- 国家公務員倫理規程は、利害関係のある事業者からの贈与や接待を原則として禁じている。お中元・お歳暮という季節のあいさつでも同じで、ゴルフは割り勘でも利害関係者とはできない。
- やってしまったら・言いかえ
- 品物は贈らず、あいさつ状や時候の手紙にとどめる。意見交換は業務の場で行う(倫理規程も情報交換そのものは妨げていない)。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- 経団連|国家公務員倫理法・倫理規程の運用について業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする
劇場の舞台上や舞台袖・バックステージで口笛を吹く。
- なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
- 電気が使えなかった17〜19世紀の劇場では、進行役が口笛や鐘で場面転換の合図を出しており、台本にも口笛の合図を示す「W」の書き込みが残っている。ロープや帆布の扱いに慣れた船乗りが裏方として雇われ、船上の口笛の合図を持ち込んだとも言われる。無関係な人が口笛を吹くと背景幕が早く降りてくるなど事故につながったため、実害のある禁止事項が迷信として残った。
- やってしまったら・言いかえ
- 劇場の舞台上や袖では口笛を吹かない。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- Why You Should Never Whistle Onstage | Playbill業界団体
- Feeling Superstitious: Ghost Lights and Whistling Backstage - Shakespeare Theatre Company業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度
日本の山岳トンネル工事の坑内で、口笛を吹く。
- なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
- トンネルを掘る山の神は女性で、歌や踊りが好きだとされる。坑内で口笛を吹くと、女神が踊り出して落石が起きるという言い伝えがある。
- やってしまったら・言いかえ
- 坑内では口笛を吹かない。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- 怒らせてはいけない!山の神様は女性だよ!の巻 | OBAYASHI TUNNEL WORLD(大林組)業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 本気で怒られる
将棋の対局で、駒から手を離して着手を終えたあとに「今のはなし」と指し手を取り消す(待った)。
- なぜ — そのほかの理由
- 日本将棋連盟の対局規則は、反則行為を列挙したうえで、それを犯した対局者はその場で負けと定めている。「着手完了後に指し手を取り消す行為」、いわゆる待ったもその一つで、二歩などと並ぶ反則として扱われる。しかも終局後の指摘は認められないので、指されたその場で言わなければならない。友人同士の対局では黙認されることもあるが、道場や大会では勝敗が決まる。
- やってしまったら・言いかえ
- 駒に触れる前に読み切る。持ち上げてから迷ったときでも、盤に置いて手を離した時点で着手完了になる。相手が待ったをしたときは、その場で指摘する(あとからでは扱われない)。
出典 1 件
- 対局規則 第10条(日本将棋連盟) — 反則の列挙に「着手完了後に指し手を取り消す行為」、終局後の指摘は認められない業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)
鉄道や工場の現場で、対象を指差して声に出す確認(指差喚呼・指差呼称)を、恥ずかしい・無駄だと感じて省く。
- なぜ — そのほかの理由
- 指差喚呼は、駅務員・車掌・運転士・作業員が対象を指差し声に出して行う基本動作で、民営鉄道各社は乗務・駅務・施設保守の従事者に徹底的に訓練して身につけさせている。厚生労働省の解説によれば1994年の実験で、何もしない場合のエラー率2.38%に対し、指差しと喚呼の両方を行った場合は0.38%と約6分の1に下がった。誰も見ていない場所でも省かないのは、効果が「声と動作を伴うこと」自体にあるため。
- やってしまったら・言いかえ
- 現場に入ったら、周りが省いているように見えても自分は手順どおり指差して声に出す。見学者は、作業員が指差喚呼をしている最中に話しかけない。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- 指差呼称(厚生労働省 職場のあんぜんサイト) — 1994年の実験でエラー率2.38%→0.38%公的機関
- 指差喚呼(日本民営鉄道協会 鉄道用語事典) — 駅務員・車掌・運転士・作業員が行う安全確認の基本動作業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 本気で怒られる
手術室や処置室で、広げられた清潔野(滅菌したドレープの上)の上に手や体をかざす、腰より下や肩より上に滅菌済みの物を持つ、清潔野に背を向ける。
- なぜ — そのほかの理由
- 清潔野は「触れていないから清潔」ではなく、境界と高さで汚染が決まる。看護教育の標準的な教材では、縁から1インチ以内、台の面より下に垂れた部分、腰より下・肩より上、そして目を離した部分(清潔野に背を向けた、部屋を出た)は汚染したものとして扱うとされる。滅菌手袋をした人と滅菌された物だけが清潔野に触れてよく、開ける作業では自分の体や腕が展開したドレープの真上に来ないようにする。見学者が手を伸ばしたり覗き込んだりすると、器材一式を捨てて組み直すことになる。
- やってしまったら・言いかえ
- 手術室では、案内された立ち位置から動かず、青や緑のドレープ・ガウンには触れない。通るときは清潔野から距離を取り、背中を向けて横切らない。分からないときは動く前に器械出しの看護師に確認する。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- Nursing Skills 2nd ed., Chapter 4.4 Sterile Fields(NCBI Bookshelf / Chippewa Valley Technical College) — 1インチの縁、腰より下・肩より上、目を離した部分は汚染とみなす学術
●●● 気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする
女性が、掘削中の山岳トンネル工事の坑内に見学・仕事で入る(かつての慣習)。
- なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
- 山の神は女性で、山に穴を開けるトンネルに女性が入ると、神が領域を侵されたと怒る(嫉妬する)ので落盤などの事故が起きる、という信仰があった。作業員の妻が出産すると、その作業員は1週間坑内に入らないという決まりまであった。この信仰とは別に、1947年の労働基準法が女性の坑内労働を全面的に禁止しており、女性技術者が現場経験を積めない状態が長く続いた。
補足と出典をくわしく見る
出典 4 件
- 怒らせてはいけない!山の神様は女性だよ!の巻 | OBAYASHI TUNNEL WORLD(大林組)業界団体
- 山岳トンネル工事における女性技能者活躍の可能性 | 公益社団法人土木学会業界団体
- トンネル工事、杜氏、鵜飼い 男の職場で活躍する女性続々 | NEWSポストセブン報道
- 妊産婦の坑内業務の就業制限|労働基準法第64条の2(就業規則の書き方)その他
●●● 気づきにくい 確認済 気にする人もいる
マレーシアで、店員やタクシー、子どもを呼ぶときに、手のひらを上に向けて人差し指を曲げる「おいでおいで」をする。
- なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
- マレーシアでは、人を呼ぶときは手のひらを下に向け、指を揃えて下向きに動かす。Wikipedia の Etiquette in Asia は「手のひらを上に向けて人を招くのは無作法」と書いている。手のひらを上にして指を曲げる形は、人に対して使う動作とは見なされにくい。指さし自体も無作法とされ、示すときは親指を使うのが作法。
- やってしまったら・言いかえ
- 手のひらを下に向け、指を揃えて手首から下向きに動かして呼ぶ。遠くの相手には声をかけるか、目を合わせて会釈する。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- Etiquette in Asia - Wikipedia事典
- Malaysian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
●●● 気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)
東京の落語家の世界で、前座の身分のうちに紋付きの着物や羽織を着て高座に上がる、あるいは自分の出囃子を持とうとする。
- なぜ — 上下関係・序列
- 東京の落語家には前座・二ツ目・真打の3階級があり、昇進は所属団体が決める。前座は寄席の番組で一番前に出るからその名があり、楽屋でお茶を出し、師匠方の着付けを手伝い、演目の重複を避けるため帳面に演目を書き記し、太鼓を叩くなど寄席の進行を支える仕事をこなす。紋付きの着物と羽織を着られるようになり、専用の出囃子を持てるようになるのは二ツ目に昇進したときで、着るものと出囃子がそのまま身分を示している。
- やってしまったら・言いかえ
- 前座の間は着流しで高座に上がり、楽屋仕事を務める。外部の人が寄席の出演者に衣装を贈るようなときも、階級を確かめてからにする。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- 落語家の修業(日本芸術文化振興会 文化デジタルライブラリー「大衆芸能編 寄席」) — 二ツ目昇進で「紋付きの着物と羽織を着ることができるようになり、専用の出囃子ももつことができます」公的機関
●●● 気づきにくい 確認済 本気で怒られる
将棋の対局を横から見ている人が、指し手を教えたり、別の盤で並べて検討した結果を対局者に伝えたりする。
- なぜ — そのほかの理由
- 日本将棋連盟の対局規則は「助言の利用、他の将棋盤上での分析する行為」を反則として挙げており、これを犯した対局者は負けになる。つまり助言を受けた側が罰を受ける仕組みで、よかれと思って口を出した観戦者が、応援していたはずの相手を負けにしてしまう。道場や大会の観戦では、指し手だけでなく「あっ」という声や身ぶりも避けられる。
- やってしまったら・言いかえ
- 感想を言うのは終局後の感想戦で。見ている間は無言を通し、持ち時間や反則の指摘など運営に関わることは記録係や審判に伝える。
出典 1 件
- 対局規則 第10条第1項十一(日本将棋連盟) — 「助言の利用、他の将棋盤上での分析する行為」を反則と規定業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 本気で怒られる
中国向けのウェブサイト・アプリ・アンケートの国名選択欄で、台湾・香港・マカオ・チベットを他の国と並べて別の「国」として表示する。
- なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
- 中国政府はこれらの地域を自国の一部とする立場で、別の国として扱う表示を主権の侵害とみなす。2018年1月、マリオットが会員向け中国語アンケートでチベット・香港・マカオ・台湾を国の選択肢に入れたところ、上海のネット当局が同社の中国向けサイトとアプリを1週間閉鎖させた。
- やってしまったら・言いかえ
- 中国向けのサービスでは「国・地域」と表記するなど、当局の求める呼称を事前に確認する。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- France 24|China shuts Marriott website over Tibet mistake報道
- CBS News|Marriott apologizes to Beijing for calling Taiwan and Tibet countries報道
●●● 気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする
茶事や茶会で席に入ったとき、床の間の掛物や炉・釜の飾りを拝見せずに、そのまま席に着いてしまう。
- なぜ — もてなしの作法
- 席入りの順序は決まっていて、客は席に入るとまず床の間の掛物を拝見し、炉や釜、棚の飾りを拝見したあと、床の間を上座として正客から順に席につく。掛物はその日の茶事の主題を示すもので、亭主が客に向けて用意した最初のもてなしにあたる。見ずに座るのは、招いた側が最初に置いた挨拶を読み飛ばすことになる。
- やってしまったら・言いかえ
- 席に入ったら、まず床の間の前に進んで掛物を見る。次に炉・釜・棚の飾りを見てから、正客より下座に順に座る。何をどう見ればよいか分からないときは、前の客の動きをそのままなぞればよい。
出典 1 件
- 茶事の流れ・初座(表千家不審菴「茶の湯 こころと美」) — 「客は席に入るとまず床の間の掛物を拝見し、炉や釜、また棚の飾りなどを拝見したあと、床の間を上座として、正客より順次席につきます」業界団体
●●● 気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする
手話通訳を介して聞こえない人と話すときに、通訳者の方を見て「彼女にこう伝えてください」と話す。話しながら顔をそらす、口元を手やマスクで覆う、後ろから声をかける。
- なぜ — もてなしの作法
- 手話は独立した言語で、米国国立衛生研究所(NIDCD)の説明によれば、英語の話し手が声の高さや語順で疑問文を作るのに対し、ASL の話し手は「眉を上げ、目を見開き、体を前に傾けて」問いを立てる。つまり表情や視線は飾りではなく文法そのもの。だから顔が見えないと会話が成り立たなくなる——全米ろうあ協会(NAD)は、マスクが読話を妨げるだけでなく「手話や読話の理解に不可欠な表情」を隠してしまうと述べている。英国 RNID も、注意を引くときは手を振ること、「話すときは顔をこちらに向けてほしい。多くの人が程度の差はあれ読話に頼っている」こと、同伴者ごしではなく本人に直接話すことを挙げている。通訳者は話し手ではなく、会話の当事者は本人だという前提が共通している。
- やってしまったら・言いかえ
- 視線と体は本人に向け、「彼に伝えて」ではなく本人に「あなたは」と話しかける。名前を呼ぶ代わりに、視界に入って手を振るか、軽く肩を叩いて注意を引く。口元は覆わず、普通の速さではっきり話す(大げさな口の動きは逆効果)。
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出典 4 件
- Communication tips(英国 RNID 公式)業界団体
- Position Statement on Communicating with Deaf and Hard of Hearing People While Wearing Masks(全米ろうあ協会 NAD)業界団体
- American Sign Language(米国 NIDCD。表情・視線が文法を担うこと)公的機関
- ADA Requirements: Effective Communication(米国司法省)公的機関
●●● 気づきにくい 確認済 法律・規則で禁じられている
日本の採用面接で「ご両親のお仕事は?」「本籍はどちら?」「支持政党は?」「愛読書・尊敬する人物は?」と応募者に尋ねる。
- なぜ — そのほかの理由
- 厚生労働省は、本籍・出生地・家族・住宅状況など「本人に責任のない事項」と、宗教・支持政党・人生観・尊敬する人物・購読新聞や愛読書など「本来自由であるべき事項」を面接で把握することは就職差別につながるおそれがあるとしている。職業安定法5条の5と告示により、差別の原因となるおそれのある個人情報の収集は原則として認められない。
- やってしまったら・言いかえ
- 質問を事前に決め、職務遂行に必要な適性・能力に関する事項だけに絞る。雑談のつもりの家族の話題も避ける。
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出典 1 件
- 厚生労働省|公正な採用選考の基本公的機関
●●● 気づきにくい 確認済 法律・規則で禁じられている
米国の採用面接や応募書類で「何歳ですか」「結婚していますか」「お子さんは?」「どこの教会に通っていますか」と尋ねる、顔写真を求める。
- なぜ — そのほかの理由
- 米国の雇用機会均等委員会(EEOC)は、人種・性別・出身国・年齢・宗教に関する情報は職務適性の判断に無関係で、採用前の質問は避けるべきとしている。質問自体を一律に禁じる連邦法は無いが、そうした質問は差別の意図の証拠として扱われうる。
- やってしまったら・言いかえ
- 職務に必要な資格・経験・勤務可能な時間帯などだけを聞く。保険手続きなどで家族情報が必要なら内定承諾後に集める。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- U.S. EEOC|Prohibited Employment Policies/Practices公的機関
- U.S. EEOC|Pre-Employment Inquiries and Religious Affiliation or Beliefs公的機関
●●● 気づきにくい 一部誇張 年配・改まった場では気にする
仕事を終えた上司・取引先・年長者に「ご苦労さまでした」とねぎらいの言葉をかける。
- なぜ — 上下関係・序列
- ねぎらいは上位者から下位者に向けるものとされ、ビジネスマナーとして目上に「ご苦労さまでした」を使わないよう説かれることが多い。そのため「自分が上であなたが下」と伝わると受け取る人がいる。
- やってしまったら・言いかえ
- 目上には「お疲れさまでした」、取引先には「ありがとうございました」に言い換える。
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出典 2 件
- 文化庁|平成17年度「国語に関する世論調査」の結果について公的機関
- 日本経済新聞|部下への声がけ「ご苦労様」減り「ありがとう」増報道
●●● 気づきにくい 一部誇張 気にする人もいる
上司・取引先・先生など目上の人からの連絡に、「了解しました」「了解です」と返信する。
- なぜ — 上下関係・序列
- 「了解」は同輩や目下に使う軽い言葉なので、目上には謙譲の意味を含む「承知しました」「かしこまりました」を使うべきだ、というビジネスマナーが広まっている。ただしこの説は2007〜2011年ごろにマナー本やメディアで広まった比較的新しいもので、研究者からは「後付けで生まれた言説」と指摘されている。三省堂国語辞典も「目上に失礼な語と言う人がいるが、以前から『了解いたしました』など丁重表現として使われる」と書いている。
- やってしまったら・言いかえ
- 気にする相手が読む可能性がある改まった場では「承知しました」「かしこまりました」を使うのが無難。言葉として誤りではないので、「了解しました」を使われても咎める必要はない。
補足と出典をくわしく見る
出典 1 件
- 「了解です」はいつから「失礼だから使うな」となった? 代わりに「承知しました」は本当に正しいのか(J-CAST ニュース 2024-01)報道
●●● 気づきにくい 一部誇張 年配・改まった場では気にする
ドイツのビジネスで、博士号を持つ相手を「Herr Müller」「Frau Schmidt」と呼んだりメールの宛名を書いたりして、「Dr.」を付けない。
- なぜ — 上下関係・序列
- ドイツでは学位のうち博士(Doktor)と教授(Professor)だけが呼びかけにも使われ、「Herr Dr. Müller」のように呼ぶのが正式とされる。改まった場で省くと、相手の業績を軽く扱ったように受け取られることがある。
- やってしまったら・言いかえ
- 名刺や署名に「Dr.」があればそのまま「Sehr geehrter Herr Dr. …」と書く。複数の称号があれば一番上だけ(Professor)にする。相手から省略を提案されたら従う。
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出典 2 件
- sekretaria|Doktoren, Professoren & Co. richtig ansprechen業界団体
- zm-online|Darum steht der Doktortitel nicht mehr neben dem Namen報道
●●● 気づきにくい 一部誇張 気にする人もいる
ポーランドで、年配の男性が差し出された女性の手の甲にキスをして挨拶する場面に出くわす。あるいは外国人がそれを真似て、仕事の場や若い相手にも手の甲へのキスをする。
- なぜ — 上下関係・序列
- 手の甲へのキスは17〜18世紀のポーランド・リトアニア共和国に由来する挨拶で、深い礼儀の表現とされてきた。手を差し出す側(女性)が同格以上の立場であることが前提の所作で、今もポーランド・オーストリア・ハンガリーなど中欧に残っている。ただし現在は頬へのキスや握手に大きく置き換わり、「Całuję rączki(お手にキスを)」という挨拶の言い回しは古風とみなされる。
- やってしまったら・言いかえ
- 自分からは握手にする。手の甲へキスされたら、手を引っ込めず自然に受ける。真似るなら年配の相手に限り、唇を強く当てず、身をかがめる形だけにとどめる。
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出典 1 件
- Hand-kissing(英語版 Wikipedia)事典
●●● 気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる
インドやブラジルで、男性が同僚や取引先の女性、友人の妻に、自分の名前だけで個人的な贈り物を渡す。
- なぜ — そのほかの理由
- どちらの国でも、男性から女性への個人的な贈り物は好意の表明と読まれうる。インドでは男性が女性に贈るとき「妻・母・姉妹からでもある」と添えるのが無難とされ、ブラジルでは既婚男性が女性に贈るときに「妻からです」と言い添えるよう勧められている。
- やってしまったら・言いかえ
- 女性の同僚や友人の妻に贈るときは「妻からです」と添える、あるいは家族あて・職場あての品(菓子折り、花、家庭で使える物)にして個人あてを避ける。
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出典 2 件
- Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
- Brazilian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
●●● 気づきにくい 根拠薄 迷信として知られる程度
芝居の衣装・小道具・舞台装置に孔雀の羽を使う。
- なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
- 孔雀の羽の模様が「邪視(evil eye)」に見えることから、舞台に出すと公演に災いが起きるとされる。英国やギリシャには演劇に限らない孔雀の羽の不吉観があり、それが演劇界に入り込んだという見方もある。
- やってしまったら・言いかえ
- 制作に関わる誰かがこの迷信を気にするなら、孔雀の羽は使わない(別の羽や造花で代用する)。
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出典 1 件
- Theatre Occupational Superstition: Peacock Feathers on Stage | USC Digital Folklore Archives学術
●●● 気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる
インドネシア(特にジャワ)やマレーシアで、人や物や方向を人差し指で指し示す。
- なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
- この地域では、人差し指を突き出して指すのは相手を咎めるような強い動作と受け取られ、代わりに親指を立て、残りの4本を握り込んだ手で指し示す。ジャワの人々の間では特にこの形が守られている。マレーシアでも、指さしは無作法とされ、右手の親指で示す形が使われる。
- やってしまったら・言いかえ
- 方向や物を示すときは、4本の指を折り込んだ右手の親指で指す。手のひらを上に向けて差し出す形でもよい。人を指すのは避け、名前や「あちらの方」と言葉で示す。
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出典 3 件
- Indonesian Culture - Communication (Cultural Atlas, SBS)その他
- Malaysian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
- Etiquette in Asia - Wikipedia事典
●●● 気づきにくい 根拠薄 年配・改まった場では気にする
ケニアで、年長者や目上の人と握手するときに片手でさっと済ませ、その場にいる全員には挨拶せず、相手をファーストネームで呼ぶ。
- なぜ — 上下関係・序列
- ケニアでは、年長者や社会的地位が上の人と握手するとき、右の前腕を左手で支えるのが敬意の表し方とされる。挨拶そのものに時間をかけ、その場にいる全員と握手して回るのが普通で、短く切り上げると用件だけの相手と受け取られる。呼び方も、男性には bwana、年配の男性(おおむね40代以上)には Mzee、女性には mama といった敬称が使われる。
- やってしまったら・言いかえ
- 握手するときは右腕を左手で支える。部屋に入ったら一人ずつ挨拶して回る。名前を呼ぶときは Mzee・mama などの敬称を付けるか、相手が名乗った呼び方に合わせる。
補足と出典をくわしく見る
出典 2 件
- Kenyan Culture - Greetings (Cultural Atlas, SBS)その他
- Kenyan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
●●● 気づきにくい 根拠薄 年配・改まった場では気にする
日本の能舞台に、靴のまま、あるいは靴を脱いでも素足や靴下のままで上がる。舞台に上がる者はどんな場合でも足袋(原則として白足袋、狂言方は狂言足袋)を履く。
- なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
- 能舞台は檜の板を張った常設の舞台で、本舞台は京間三間四方(およそ6メートル四方)。床の下には足拍子の響きをよくするための甕が仕込まれ、滑りをよくするためにおからや米ぬかで乾拭きして艶を出している。舞や足拍子はこの床と足袋の摩擦を前提に組み立てられているので、靴や素足は床を傷めるだけでなく所作そのものが成り立たない。見学や稽古で舞台に上げてもらうときも同じ扱いになる。
- やってしまったら・言いかえ
- 能楽堂で舞台に上がる機会があるときは、白足袋を一足持っていく。売店で扱っていることも多い。靴下の上から履ける足袋カバーで代用させてもらえる場合もあるので、主催者に尋ねる。
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出典 2 件
- 能舞台(Wikipedia日本語版) — 「舞台に上る際にはどんな場合にも足袋(原則として白足袋、狂言方は狂言足袋)を履くことを求められる」事典
- 能舞台(the能ドットコム「入門:能の世界」) — 舞台は檜製、本舞台は三間四方業界団体