南アジア

インドの初見殺しマナー

8 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

口をつけた物を分ける

インドやネパールで、自分がかじった物や口をつけたコップ・水筒を人に差し出す、自分のスプーンで大皿の料理を取る。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
唾液が触れた食べ物・器は「ジュータ(jootha/サンスクリットで uchchhishta)」と呼ばれ、ヒンドゥーの浄・不浄の観念では穢れたものとされる。そのため食べかけを分けたり共用の器に口をつけたりせず、ボトルの水は唇をつけずに上から注ぎ込むように飲む人が多い。
やってしまったら・言いかえ
ボトルの水は唇をつけずに上から注ぎ込むように飲む。大皿の料理は取り分け用のスプーンで取る。

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出典 1 件
  1. Uchchhishta (Jootha) (Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 本気で怒られる

根菜(玉ねぎ・にんにく・じゃがいも)入りの料理を出す

ジャイナ教徒の客のために「ベジタリアン対応」として、玉ねぎ・にんにく・じゃがいも・生姜などの根菜を使った料理や、はちみつ入りの菓子を用意する。日没後に夕食を設定する。

なぜ — そのほかの理由
ジャイナ教の食の実践は、すべてアヒンサー(不殺生)から導かれる。根菜は「アナンタカーヤ(無限身)」=無数の微細な生命(ニゴーダ)を宿すものと考えられ、一つのじゃがいもを食べることが数えきれない命を奪うことになるとされる。加えて、地上の実を摘むのと違い、根を掘り上げれば植物そのものが死ぬ。はちみつは採取が蜂への暴力にあたるとして避けられる。日没後に食べないのは、暗くなると灯りに寄ってくる虫を知らずに口に入れる危険が高まるためで、飲み水を濾すのも微小な水中の生き物を殺さないためとされる。
やってしまったら・言いかえ
豆・穀物・地上になる野菜・乳製品は使える。玉ねぎ・にんにく抜きの調理は、インド料理店では「ジャイナ・フード」として通じることが多い。食事の時間は日没前に設定する。

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出典 1 件
  1. Jain vegetarianism (Wikipedia。根菜・はちみつ・日没後の食事・濾過水の理由と出典)事典

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 本気で怒られる

ターバンに触れる・外すよう頼む

シク教徒のターバンに親しみを込めて触れる、冗談で引っぱる、記念撮影や検査のために「少しの間だけ外して」と頼む。髪に触れるのも同じ。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
シク・コーリション(米国のシク教徒権利団体)は「シク教徒のターバンは体の一部であり、ふつうは家の中でのみ外すもの」と説明し、「許可なく他人のターバンや髪に触れないでほしい」と明記している。切らない髪(ケーシュ)を保つことは「神の意志を受け入れ、信仰に身を委ねているしるし」と多くのシク教徒に理解されており、ターバンはその髪を覆うもの。だから帽子を取るような感覚で外すことはできず、人前で外されることは深い屈辱として受け止められる。
やってしまったら・言いかえ
触れる必要がある場面(空港の保安検査など)では、本人に説明して同意を得てから、可能なら本人自身の手で調べてもらう。写真を撮りたいときも、まず本人に尋ねる。

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出典 2 件
  1. FAQ(Sikh Coalition 公式。ターバン・ケーシュ・キルパンについて)業界団体
  2. The Gurdwara(Sikhs.org。グルドワーラー訪問時の作法)業界団体
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

革製品を贈る

インドで、革の財布・ベルト・バッグを贈り物にする。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
ヒンドゥー教では牛が神聖視されており、牛革製品は信仰を持つ相手に不快感を与えうる。ジャイナ教徒や厳格な菜食の家庭では、牛以外も含めた動物由来の素材全般を避ける。

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出典 1 件
  1. Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

左手で物を渡す

中東・南アジア・東南アジアのイスラム圏やインドなどで、左手で食べ物をつまむ・人に物を渡す・握手する。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
左手は用を足したあとに体を洗う「不浄の手」とされ、食べ物や人に触れる用途には右手(または両手)を使う。イスラム圏では右手で食べるという預言者の慣行が根拠として加わり、インドではヒンドゥーの浄・不浄の観念から同じ習慣になっている。
やってしまったら・言いかえ
物の受け渡し・握手・食事は右手か両手でする。両手で差し出すのは丁寧とされ問題ない。

補足と出典をくわしく見る

出典 8 件
  1. Saudi Arabian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  2. Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  3. Egyptian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  4. Afghan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  5. Kenyan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  6. Why visitors to Indonesia should avoid using their left hand - South China Morning Post報道
  7. Etiquette in Asia - Wikipedia事典
  8. Malaysian Culture - Etiquette - Cultural Atlas (SBS)事典
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

人や本をまたぐ・足で触れる

インドやネパールで、床に座っている人の伸ばした脚をまたぐ、足が人の体に当たる、足や靴の先で本・紙・お金に触れる。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
足は体の中で最も不浄な部分とされ、人や書物に足が触れることは相手や知識を貶める行為になる。足の裏を人に向けること、寺院や神像のほうへ向けることも同じ理由で避けられる。ヒンドゥー教徒の間には、足が本や紙、お金、人の脚に当たってしまったときに、その対象を指先で触れてから自分の額や胸に当てて詫びる作法がある。
やってしまったら・言いかえ
床に座っている人を越えたいときは、回り込むか「通ります」と断って通してもらう。座るときは足の裏が人や祭壇に向かないように、脚を横に流すかあぐらにする。当たってしまったら、触れてから額に手を当てる仕草で詫びる。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Nepalese Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Pranama - Wikipedia事典
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

仏塔を反時計回りに回る

チベット仏教の仏塔(ストゥーパ・チョルテン)や寺院、マニ石の周りを反時計回りに歩く、マニ車を反時計回りに回す。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
チベット仏教では聖なるものの周りを時計回り(聖なるものを常に自分の右手側に置く向き)に巡るのが作法で、太陽の運行にならうとされる。インド由来の右繞(うにょう、プラダクシナ)の作法が伝わったもの。
やってしまったら・言いかえ
周りの巡礼者の流れに合わせて時計回りに歩き、マニ車も時計回りに回す。逆向きに歩いていると気づいたら、流れに合わせて向きを変えればよい。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Kora (pilgrimage) | Wikipedia事典
  2. What is Kora or Circumambulation? | Tibetan Nuns Projectその他
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

既婚女性に個人的な贈り物をする

インドやブラジルで、男性が同僚や取引先の女性、友人の妻に、自分の名前だけで個人的な贈り物を渡す。

なぜ — そのほかの理由
どちらの国でも、男性から女性への個人的な贈り物は好意の表明と読まれうる。インドでは男性が女性に贈るとき「妻・母・姉妹からでもある」と添えるのが無難とされ、ブラジルでは既婚男性が女性に贈るときに「妻からです」と言い添えるよう勧められている。
やってしまったら・言いかえ
女性の同僚や友人の妻に贈るときは「妻からです」と添える、あるいは家族あて・職場あての品(菓子折り、花、家庭で使える物)にして個人あてを避ける。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Brazilian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他