理由の型

不運を呼ぶ(ジンクス)

それ自体は無害なのに、昔から「悪いことが起きる」と言われている行い。信じている度合いは人と場で大きく違います。

27 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

「マクベス」と言う

劇場の中(楽屋・客席・稽古場を含む)で、上演中の演目でもないのに「マクベス」という題名を口にする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
シェイクスピアの『マクベス』は呪われた芝居とされ、劇場で題名を言うと事故や不運を呼ぶと信じられている。由来には、劇中の魔女の呪文が本物だったため魔女たちが芝居を呪ったという伝説、経営難の劇場が客を呼べる『マクベス』を掛けることが多く「マクベス=劇場が危ない」の連想が生まれたという説、上演中の事故(1937年オールド・ヴィックで落下した錘がローレンス・オリヴィエをかすめた件など)の積み重ねという説がある。
やってしまったら・言いかえ
「The Scottish Play(スコットランドの芝居)」と言い換える。言ってしまったら、劇場の外に出て3回まわり、唾を吐き、悪態をつくか他のシェイクスピア作品の台詞を唱えてから、ドアをノックして中に入れてもらう、というお祓いの作法がある。

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出典 1 件
  1. The Curse of the Scottish Play | Macbeth | Royal Shakespeare Company業界団体
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

「幸運を」と声をかける

本番直前の俳優に、励ましのつもりで「Good luck(幸運を)」と声をかける。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
舞台の世界には、幸運を口に出して願うとかえって不運を招くという迷信があり、逆に不運を願う言葉で送り出す習慣が生まれた。代わりに使う「Break a leg(脚を折れ)」の由来ははっきりせず、「活発に演じろ」という激励説、カーテンコールでお辞儀(膝を曲げる)を何度もするほど成功しろという説、舞台袖の幕(legs)を越えて出ていけという説などが並立している。
やってしまったら・言いかえ
「Break a leg」と言う。バレエ・ダンスの世界では「Merde(フランス語で『くそ』)」と言うことが多い。ドイツ語圏にも同趣旨の「Hals- und Beinbruch(首と脚を折れ)」がある。

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出典 1 件
  1. Break A Leg - Meaning & Origin Of The Phrase (The Phrase Finder)その他
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

13日の火曜日を何でもない日として扱う

スペイン語圏やギリシャで、13日の火曜日(martes 13 / Τρίτη και 13)に結婚・引っ越し・契約・出発などの日取りを決める。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
英語圏で不吉なのは13日の金曜日だが、スペイン語圏とギリシャでは火曜日の13日が不吉とされる。火曜日は軍神アレス(マルス)の日にあたること、第4回十字軍によるコンスタンティノープル陥落が1204年4月13日火曜日、オスマン帝国による陥落が1453年5月29日火曜日と、いずれも火曜日だったことが理由に挙げられる。ギリシャ語の火曜日 Τρίτη は「3番目」の意味で、「不幸は3つ重なる」という言い回しと結びついてもいる。
やってしまったら・言いかえ
スペインやギリシャで日取りを決めるときは曜日も見る。ギリシャでは「Τρίτη και 13」という言い方があるので、相手が渋ったらこれを疑う。

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出典 1 件
  1. Friday the 13th(英語版 Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

バナナを持ち込む

釣り船・チャーター船・ヨットに、おやつや弁当としてバナナを持って乗る(バナナ味の菓子や、「バナナ」の名が付いた品物まで嫌われることがある)。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
船にバナナを積むと魚が釣れない・エンジンが壊れる・天気が崩れるという迷信。由来として、積みすぎて転覆した船の跡にバナナだけが浮いていたという話、船倉のバナナが出すエチレンで他の果物が早く傷んだという話、バナナに紛れた毒グモや毒ヘビが船内に広がった、皮で滑った、手に付いたバナナの匂いを魚が嫌うなど複数の説があるが、どれも確証は無い。
やってしまったら・言いかえ
乗る前に船長やチャーター業者に確認し、バナナは持ち込まない。気づいたら黙って捨てるより、船長に申告したほうが揉めない。

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出典 2 件
  1. What's Behind the 'No Bananas on a Boat' Superstition? | Snopes.comその他
  2. Why are Bananas Bad Luck on a Boat? The Curse of the Boating Bananas | Boat Ed業界団体
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

魚やパンを裏返す

中華圏の食卓で、丸ごとの焼き魚・蒸し魚を、片面を食べ終えたところで裏返す。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
魚を裏返すことが漁船の転覆を連想させ、漁業で暮らす地域では家族の不幸や海難を招くとされる。
やってしまったら・言いかえ
裏返さずに中骨を外し、下側の身を食べる。

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出典 1 件
  1. Fishy superstitions for good and bad luck (SBS Food)報道
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

持ち物を褒める

トルコやギリシャで、赤ちゃんや子ども、相手の持ち物・容姿・幸運を、何も添えずに手放しで褒める。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
この地域では邪視(トルコ語で nazar)の信仰が根強く、褒めることが羨望や嫉妬を呼び、褒めた本人にその気がなくても相手に災いが及ぶと考えられている。乳幼児はとりわけ邪視を受けやすいとされる。そのため褒め言葉には、アラビア語由来の「マシャッラー(神が望まれた)」を添えて災いを打ち消すのが習わしで、ギリシャでは「邪視を与えないように」と言いながら唾を吐くまね(ftou ftou)をする。
やってしまったら・言いかえ
赤ちゃんや持ち物を褒めるときは、トルコなら「マシャッラー」を添える。ギリシャでは褒めたあとに相手が唾を吐くまねをしても、失礼な反応ではなく厄払いなので驚かなくてよい。青い目玉のお守り(nazar boncuğu)は土産物であると同時にこの信仰の品。

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出典 1 件
  1. Evil eye(英語版 Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

生まれる前にベビー用品を贈る

ユダヤ系の友人や同僚の妊娠中に、ベビー服やベビーカーを贈ったり、ベビーシャワー(出産前祝い)を開いたりする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
幸せな出来事に注目を集めると、邪視(アイン・ハラ ayin hara、妬みの目)や悪霊を招くと考えられてきたため。宗教法(ハラハー)で禁じられているわけではなく、文化的な慣習・迷信とされる。
やってしまったら・言いかえ
贈り物は出産後に。先に買う場合も、店に頼んで生まれてから配送してもらう形にするとよい。出産前には、妊婦本人を労う食事や外出、寄付などで祝う。

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出典 2 件
  1. Laws and Customs of Childbirth | Chabad.orgその他
  2. Ask the Expert: Baby Showers | My Jewish Learningその他
初見殺し 確認済 本気で怒られる

誕生日を前もって祝う

ドイツやロシアで、誕生日の前日以前に「おめでとう」と言う・前祝いをする・プレゼントを開けさせる。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
誕生日より前に祝うと不運を呼ぶとされ、「その日を迎える前に本人が死ぬかもしれない」という迷信と結びつけて説明される。数分早いだけでも嫌がられることがある。
やってしまったら・言いかえ
お祝いは当日になってから言う。

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出典 4 件
  1. Geburtstag (Wikipedia, deutsch)事典
  2. Friday the 13th: Eight strange German superstitions you should know (The Local Germany)報道
  3. German Birthdays - Tradition upon Tradition (SmarterGerman)その他
  4. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
初見殺し 確認済 本気で怒られる

敷居越しに握手する

ロシアで、玄関で出迎えた相手と、敷居をまたいだまま握手・ハグ・キスをする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
敷居には家の精霊(ドモヴォイ)が住むとされ、敷居越しに挨拶するとそれを乱して災いを招くと言われる。敷居はこの世と霊の世界の境目とも考えられてきた。まず家の中に入ってから握手するのが正しい。
やってしまったら・言いかえ
まず家の中に入ってから握手する。

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出典 2 件
  1. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
  2. 10 common Russian superstitions (Russia Beyond)報道
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

舞台で緑の衣装や小道具を使う

フランスの劇場で、俳優の衣装・小道具・舞台装置に緑色のものを使う(緑の花束を楽屋に贈るのも同じ)。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
フランスの舞台では緑は不運の色とされ、身につけるのを嫌う俳優がいる。由来には複数の説があり、裏切り者ユダの衣装の色だったから、モリエールが舞台で倒れたときに着ていたのが緑だったから、当時の緑の染料・塗料に毒性のある銅の酸化物が使われていたから、などが挙げられる。フランスの劇場では「corde(綱)」という語も禁句とされ、弔いの鐘を引く綱や処刑の綱を連想させるためだと説明される。
やってしまったら・言いかえ
差し入れの花や衣装の小物に緑を選ばない。舞台裏では綱のことを「ficelle」「guinde」など別の言い方で呼ぶ。

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出典 1 件
  1. Superstition — 演劇の項(フランス語版 Wikipedia)事典

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

「順調だ」と口に出す

救急外来(ER)や病棟の勤務中に「今日は静かだね」「暇だね」と口にする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
言った途端に急患が押し寄せて大荒れになるというジンクスで、英語圏では「Q word(Qで始まる言葉)」と呼んで避けるほど広まっている。救急医・看護師・救急隊員の間で世代を超えて受け継がれている。
やってしまったら・言いかえ
言いたくなったら「落ち着いてるね」とも言わず、黙っておく。言ってしまったら笑って謝る。

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出典 1 件
  1. Debunking the myth of using "quiet" in clinical departments: an integrative overview of available literature (Annals of Medicine and Surgery, 2022)学術
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

「順調だ」と口に出す

野球で、試合中の投手がまだ安打を許していないとき、ベンチや観戦仲間の間で「ノーヒッターだ!」と口に出す。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
記録が進行中だと口にすると、その直後にヒットを打たれて記録が途切れるという、野球界で最も有名なジンクス。ベンチでは投手に話しかけず一人で座らせておくのが通例で、実況アナウンサーの中にも「ノーヒッター」という言葉を避けて遠回しに伝える人がいる。
やってしまったら・言いかえ
「すごいことが起きてるから今すぐテレビをつけて」のように、記録そのものには触れずに伝える。

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出典 1 件
  1. Are No Hitter Jinxes Real? | MLB.com業界団体
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

13という数字を使う

アメリカ・イギリスで、13階・13号室・13番地・13人の食卓を何でもないものとして扱う。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
13を不吉とする言い伝えは建物の造りにまで及んでいて、アメリカでは13階以上の建物のうちオーティス社製エレベーターが入っているものの85%が13階という表示を持たない(同社幹部の証言)。ロンドンではフリート街、パーク・レーン、オックスフォード街など主要な通りに13番地が存在しない。日本の4・9にあたるものが英語圏では13で、階数表示が12の次に14になるため、数え違いの原因にもなる。
やってしまったら・言いかえ
13階のつもりで押したボタンが実際は14階、ということが起きる。人数合わせで13人にしない配慮をする場面もある。

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出典 2 件
  1. Thirteenth floor (Wikipedia)事典
  2. Triskaidekaphobia (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

トロフィーに触る

アイスホッケーNHLのプレーオフで、カンファレンス優勝のトロフィー(東のプリンス・オブ・ウェールズ・トロフィー、西のクラレンス・キャンベル・ボウル)を受け取るときに、手で触ったり持ち上げたりする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
目標はあくまでその先のスタンレー・カップで、途中のカンファレンスのトロフィーに触ると満足したとみなされ、決勝で負けるというジンクスがある。キャプテンがトロフィーの横に並んで写真だけ撮り、手を触れないのが近年の定番の光景になっている。
やってしまったら・言いかえ
触らずに横に立って記念撮影をする。

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出典 1 件
  1. 2018 NHL Playoffs: Yes, Alex Ovechkin touched the Prince of Wales trophy | CBS Sports報道
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

空き瓶を食卓に置く

ロシアの飲みの席で、飲み終わった空き瓶を食卓の上に置いたままにする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
空き瓶が卓上にあると、お金に困る・悲しいことが起きる前兆とされ、すぐ床に下ろす。由来は、空の器には悪霊が住みつくという異教の考え方の説と、1814年にパリに入ったコサック兵が、卓上の空き瓶の数で勘定する店に対抗して瓶を机の下に隠したという伝説の説がある。
やってしまったら・言いかえ
空いた瓶はすぐ床に下ろす。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Moscow Lifehack: Drinking the Right Way in Russia: Bottles Be Gone (The Moscow Times)報道
  2. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
  3. 10 common Russian superstitions (Russia Beyond)報道
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

口笛を吹く

台湾などの鬼月(旧暦7月)に、夜に口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
旧暦7月は冥界の門が開き、霊(「好兄弟」と婉曲に呼ぶ)がこの世をさまようと信じられている。夜の口笛は霊を引き寄せ、つきまとわれるとされる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Some Taiwanese Ghost Month dos and don'ts (Taipei Times, 2015)報道
  2. Traveling to Taiwan During Ghost Month (世新大学 SIT Database、出典は Travel Taipei)旅行案内
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

口笛を吹く

ロシアで、家の中や室内で口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
室内で口笛を吹くとお金が逃げて貧乏になる、と言われる。ロシアの人は口笛を吹いている人がいると「お金がなくなるぞ」とたしなめる。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

口笛を吹く

劇場の舞台上や舞台袖・バックステージで口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
電気が使えなかった17〜19世紀の劇場では、進行役が口笛や鐘で場面転換の合図を出しており、台本にも口笛の合図を示す「W」の書き込みが残っている。ロープや帆布の扱いに慣れた船乗りが裏方として雇われ、船上の口笛の合図を持ち込んだとも言われる。無関係な人が口笛を吹くと背景幕が早く降りてくるなど事故につながったため、実害のある禁止事項が迷信として残った。
やってしまったら・言いかえ
劇場の舞台上や袖では口笛を吹かない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Why You Should Never Whistle Onstage | Playbill業界団体
  2. Feeling Superstitious: Ghost Lights and Whistling Backstage - Shakespeare Theatre Company業界団体
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

口笛を吹く

日本の山岳トンネル工事の坑内で、口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
トンネルを掘る山の神は女性で、歌や踊りが好きだとされる。坑内で口笛を吹くと、女神が踊り出して落石が起きるという言い伝えがある。
やってしまったら・言いかえ
坑内では口笛を吹かない。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. 怒らせてはいけない!山の神様は女性だよ!の巻 | OBAYASHI TUNNEL WORLD(大林組)業界団体
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

石畳の文字を踏む

スコットランドのセント・アンドルーズ大学で、セント・サルヴァトール・カレッジ前の石畳にはめ込まれた「PH」の頭文字を踏む。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
PH は、宗教改革期にプロテスタントの信仰を理由にこの場所で火刑にされた殉教者パトリック・ハミルトンの頭文字。踏んだ学生は呪われて学位を取れない(卒業できない)という言い伝えがあり、大学の公式ニュースでも伝統として紹介されている。ハミルトンが火刑の際に後の学生を呪ったという話も伝わる。
やってしまったら・言いかえ
呪いを解く唯一の方法は、毎年5月1日の夜明けに学生たちが北海へ駆け込む「May Dip」に参加することとされる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. University of St Andrews traditions(University of St Andrews news)学術
  2. Patrick Hamilton (martyr) - Wikipedia事典
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

石畳の文字を踏む

アメリカのミシガン大学で、キャンパス中央の広場「Diag」の石畳にはめ込まれた真鍮の「M」を、最初の試験を受ける前に踏む。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
最初の試験(伝統的には論述式の「ブルーブック」試験)の前に M を踏むと、その試験に落ちるという言い伝えがある。M は1953年卒業のクラスの寄贈で、以来学生は M をよけて歩くのが慣習になっている。
やってしまったら・言いかえ
M のまわりを迂回して歩く。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. University of Michigan block 'M' legend featured on 'Jeopardy!'(AnnArbor.com 2013-02-12)報道
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

大学の門をくぐる

アメリカのブラウン大学で、ヴァン・ウィックル門の中央の扉を卒業までに2回以上(入学式で入るとき以外に)くぐる。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
新入生は入学式(convocation)の日に門をくぐってキャンパスに入り、卒業生は卒業式の日に逆向きにくぐって出ていくのが伝統。その間に中央の扉をもう一度くぐると呪われて予定どおり卒業できない、という言い伝えがある。
やってしまったら・言いかえ
式典で門を通らなければならないマーチングバンドの学生は、「歩いて」通ったことにならないよう、片足で後ろ向きに跳ねながら通るのが慣習。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Brown Traditions: Van Wickle Gates(Brown University Alumni & Friends 2018-07-31)学術
  2. Walking through the Van Wickle Gates: Commencement and campus curses(The Brown Daily Herald 2023-05-25)報道
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

通夜からまっすぐ帰る

フィリピンで、通夜(弔問)の帰りに、どこにも寄らずまっすぐ家に帰る。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
まっすぐ帰ると死者の霊がついて来て家に災いをもたらす、と信じられている。そこで店や飲食店などに一度寄り道してから帰る。これをタガログ語で「パグパグ(pagpag=ほこりを払い落とす)」と呼ぶ。寄り道で霊をまく、という発想。
やってしまったら・言いかえ
店や飲食店などに一度寄り道してから帰る(パグパグ)。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Superstition in the Philippines - Wikipedia事典
  2. A beginner's guide to Filipino superstitions: Funeral edition - The Nation (Thailand)報道
気づきにくい 一部誇張 年配・改まった場では気にする

魚やパンを裏返す

フランスの食卓で、バゲットなどのパンを底を上にして(裏返しで)置く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
中世のパン屋は処刑人用に取り置くパンを裏返して目印にし、客はそれに触れるのを避けたため、裏返しのパンが死・不運と結びついたと伝えられる。キリスト教の文脈では、パンは切る前に十字を刻む神聖な食べ物で、それを裏返すことは冒涜でもあったと説明される。ただし「処刑人のパン」の話は伝承で、裏付ける中世の文書は見つかっていない。
やってしまったら・言いかえ
パンは表を上にして置く。裏返っていたら黙って表に返せばよい。

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出典 2 件
  1. Mais pourquoi ne pose-t-on pas le pain à l'envers sur la table en France? (Alliance Française de Sacramento)その他
  2. Pain retourné sur la table : la superstition française cache l'histoire oubliée du bourreau médiéval (Le Tribunal du Net)その他
気づきにくい 一部誇張 迷信として知られる程度

扇風機をつけて寝る

韓国で、窓もドアも閉めた部屋で扇風機をつけたまま寝る(「扇風機死」の俗説)。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
閉め切った部屋で扇風機を回して寝ると窒息や低体温で死ぬ、という俗説(ファン・デス)が韓国で広く信じられてきた。2006年には政府系機関の韓国消費者保護院も、寝るときはドアを開けるよう呼びかけた。ただし危険だという中身は科学的に否定されていて、JoongAng Daily も医師の「扇風機が原因の死亡例は世界で1件も報告されていない」という発言を載せている。信じられていること自体は事実だが、マナーではなく迷信にあたる。
やってしまったら・言いかえ
気にする人と同じ部屋で寝るなら、タイマーを使うかドアを少し開けておく。

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出典 2 件
  1. Fan death - Wikipedia事典
  2. [WHY] Beware fan death and evil mice doppelgangers - Korea JoongAng Daily報道
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

偶数本の花束を贈る

ポーランド・ハンガリーで、訪問や贈り物の花束を偶数本にする(ハンガリーでは13本も)。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
ポーランドでは家を訪ねるとき、包みを外した奇数本の花を渡すのが良い作法とされる。ハンガリーでも花は奇数本で贈るものとされ、13本だけは別に除かれる。ロシア・ウクライナでは「偶数は葬儀用」と理由まで書かれているが、ポーランド・ハンガリーの出典は奇数で贈るという慣習だけを書いていて、理由には触れていない。どちらの国でも菊は墓と葬儀の花なので、花の種類のほうが失敗しやすい。
やってしまったら・言いかえ
本数は奇数にし、13本は避ける。ポーランドでは包装を外して渡し、菊・赤や白のバラ・カーネーションは選ばない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Polish Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Hungarian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 根拠薄 迷信として知られる程度

孔雀の羽を持ち込む

芝居の衣装・小道具・舞台装置に孔雀の羽を使う。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
孔雀の羽の模様が「邪視(evil eye)」に見えることから、舞台に出すと公演に災いが起きるとされる。英国やギリシャには演劇に限らない孔雀の羽の不吉観があり、それが演劇界に入り込んだという見方もある。
やってしまったら・言いかえ
制作に関わる誰かがこの迷信を気にするなら、孔雀の羽は使わない(別の羽や造花で代用する)。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Theatre Occupational Superstition: Peacock Feathers on Stage | USC Digital Folklore Archives学術