気づきにくい 一部誇張 気にする人もいる
職場・ビジネス・日本
上司・取引先・先生など目上の人からの連絡に、「了解しました」「了解です」と返信する。
- なぜ — 上下関係・序列
- 「了解」は同輩や目下に使う軽い言葉なので、目上には謙譲の意味を含む「承知しました」「かしこまりました」を使うべきだ、というビジネスマナーが広まっている。ただしこの説は2007〜2011年ごろにマナー本やメディアで広まった比較的新しいもので、研究者からは「後付けで生まれた言説」と指摘されている。三省堂国語辞典も「目上に失礼な語と言う人がいるが、以前から『了解いたしました』など丁重表現として使われる」と書いている。
- やってしまったら・言いかえ
- 気にする相手が読む可能性がある改まった場では「承知しました」「かしこまりました」を使うのが無難。言葉として誤りではないので、「了解しました」を使われても咎める必要はない。
- 補足
- 両論がある。失礼派は就活・新人研修のマナー講座で「了解は NG」と教えられた層が中心で、年長者よりもむしろ中堅世代がこだわる場合がある。容認派は辞書の記述や、歴史的に丁重表現として使われてきたことを根拠にする。J-CAST の記事では、2009年の日本経済新聞の記事がメディアでの早い言及例とされ、中部大学の深谷圭助教授が「後付けで『了解が失礼で、承知が好ましい』という言説が生まれたことは間違いない」と述べている。「ご苦労様」を目上に使わない、とするマナーも同じ系統の話。