場面

訪問・住まいの初見殺しマナー

人の家を訪ねる、家の中での振る舞い。

38 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

コーヒー・紅茶・酒を出す・贈る

末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン)の同僚や客に、もてなしや手土産としてコーヒー・紅茶(緑茶を含む)・ワインを出す、コーヒーギフトや酒を贈る。

なぜ — そのほかの理由
教会の教えの一つ「知恵の言葉」は、酒とたばこに加えて「熱い飲み物(hot drinks)」を避けるよう定めており、教会は「末日の預言者たちは、この『熱い飲み物』が紅茶とコーヒーを指すと教えてきた」と説明している。近年はこれに加え、判断を鈍らせるもの・害のあるもの・依存性の強いもの(電子たばこ、処方薬の乱用、嗜好目的の大麻など)も避けるべきものとされている。
やってしまったら・言いかえ
飲み物を選んでもらう形にすれば済む。ハーブティー・ジュース・水は問題にならない。断られても健康上の好みではなく信仰の実践なので、勧め直さないほうがよい。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. 知恵の言葉 Word of Wisdom(末日聖徒イエス・キリスト教会 公式 Gospel Topics)業界団体
初見殺し 確認済 気にする人もいる

マテ茶のストローを動かす

アルゼンチンでマテ茶を回し飲みするとき、渡された器の中のボンビージャ(金属のストロー)を動かす、茶葉をかき混ぜる、位置を直す。

なぜ — もてなしの作法
マテ茶の席では、一人(セバドール cebador)が湯を注いで全員に回す役を担い、器の中身はその人の管理下にある。ボンビージャの位置や茶葉の詰まり方は味を決めるので、飲む側が動かすとセバドールの仕事に手を出したことになる。Wikipedia は「セバドール以外の者がボンビージャを動かしたり器をいじったりするのは無礼で、気を悪くしたセバドールがその人に次を回さないこともある」と書いている。
やってしまったら・言いかえ
渡されたら動かさずにそのまま飲み切り、器を持ち主(セバドール)に返す。詰まって吸えないときは自分で直さず、その旨を伝えて直してもらう。吸い切って「ズズッ」と音がするのは無作法ではない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Mate (drink) - Wikipedia事典
  2. Argentine Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
初見殺し 確認済 気にする人もいる

マリーゴールドを贈る

メキシコで、招かれた家への手土産やお祝いに、オレンジ色のマリーゴールド(センパスチル)の花を持っていく。

なぜ — 弔事の花・色・品
マリーゴールド(Tagetes erecta、スペイン語で cempasúchil、別名 flor de muerto =「死者の花」)は、死者の日(11月1〜2日)に祭壇(オフレンダ)や墓に供える花で、鮮やかな色と強い香りが死者の魂を墓地から家へ導くと考えられている。そのため生きている人への贈り物としては死を連想させる。赤い花も否定的な含みを持つとされる一方、白い花は良い意味で受け取られる。
やってしまったら・言いかえ
手土産の花は白を中心に選ぶ。オレンジ色のマリーゴールドは死者の日の供花として買う。花以外なら菓子・ワインなどが無難。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Day of the Dead - Wikipedia事典
  2. Mexican Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Tagetes erecta - Wikipedia事典
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

安息日に電気やボタンを代わりに操作する

正統派のユダヤ教徒が安息日(金曜の日没〜土曜の日没)に電気をつけられずにいるのを見て、親切のつもりで照明をつける、エレベーターのボタンを押す、「押しましょうか」と申し出る。

なぜ — そのほかの理由
安息日には、労働(メラハー)にあたる行為が禁じられ、その中には「照明・ラジオ・テレビ・パソコン・エアコン・目覚まし時計など、電気を使うものを入れたり切ったりすること」が含まれる。電気そのものが不浄なのではなく、入切という行為が問題になるため、安息日前に設定したタイマーで照明を点けておくことは認められる。そして、ラビの規定では「自分のために非ユダヤ人に安息日を破らせるよう頼むことは、原則として禁じられている」。だから、頼まれてもいないのに代わりに操作すると、相手はその明かりやエレベーターを使えず、断りにくい立場に置かれてしまう。
やってしまったら・言いかえ
「手伝いましょうか」と申し出ず、頼まれたときだけ応じる。断られても気を悪くしない。エレベーターでは、各階に自動停止する「安息日エレベーター」が用意されている建物も多い。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Electricity on Shabbat(Chabad.org。安息日に禁じられる行為の一覧とタイマーの扱い)業界団体
  2. Shabbos goy (Wikipedia。非ユダヤ人に頼むことの可否)事典
初見殺し 確認済 本気で怒られる

菊を贈る

フランスなどヨーロッパの国で、招かれた家やお祝いの手土産に菊の花を持っていく。

なぜ — 弔事の花・色・品
フランスで菊は「死者の花」で、11月1日の諸聖人の日(Toussaint)と11月2日の死者の日に墓を飾る花として定着している。1919年、第一次世界大戦の休戦記念日にポアンカレ大統領とクレマンソー首相が全国の墓を花で飾るよう命じ、花の少ない秋でも咲いている菊が選ばれたのが始まりとされる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Why chrysanthemums are the French 'flower of the dead' (The Connexion)報道
  2. Chrysanthemum (Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 本気で怒られる

偶数本の花束を贈る

ロシアで、お祝い・デート・訪問に、2本・4本・6本など偶数本の花束を贈る。

なぜ — 弔事の花・色・品
ロシアでは偶数本の花は葬儀や墓参り用で、生きている人には奇数本(5・7・9本)を贈る。偶数を人生の円環が閉じること(=死)、奇数を生命と魔除けの象徴とみなした古代ルーシの異教の考え方に由来するという説明があるが、国営系メディアの記事によるもので裏付けは弱い。
やってしまったら・言いかえ
生きている人に贈る花束は奇数本にする。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. 10 common Russian superstitions (Russia Beyond)報道
  2. Spring is coming: 10 flower superstitions in Russia (Russia Beyond)報道
  3. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
初見殺し 確認済 本気で怒られる

偶数本の花束を贈る

ウクライナで、お祝いや手土産に2本・4本・6本など偶数本の花束を贈る。

なぜ — 弔事の花・色・品
ウクライナでは花束の本数を5本・7本・9本と奇数にするのが決まりで、偶数本の花は葬儀と結びついている。生きている人への花と、亡くなった人への花が本数で区別されるため、数を気にせず用意した花束がそのまま弔いの形になってしまう。ロシアと同じ作法だが、ウクライナについても同じ内容が明記されている。
やってしまったら・言いかえ
束の本数を数え、5本・7本・9本など奇数にする。花屋で「お祝い用」と伝えれば本数は合わせてもらえる。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Ukrainian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
初見殺し 確認済 本気で怒られる

根菜(玉ねぎ・にんにく・じゃがいも)入りの料理を出す

ジャイナ教徒の客のために「ベジタリアン対応」として、玉ねぎ・にんにく・じゃがいも・生姜などの根菜を使った料理や、はちみつ入りの菓子を用意する。日没後に夕食を設定する。

なぜ — そのほかの理由
ジャイナ教の食の実践は、すべてアヒンサー(不殺生)から導かれる。根菜は「アナンタカーヤ(無限身)」=無数の微細な生命(ニゴーダ)を宿すものと考えられ、一つのじゃがいもを食べることが数えきれない命を奪うことになるとされる。加えて、地上の実を摘むのと違い、根を掘り上げれば植物そのものが死ぬ。はちみつは採取が蜂への暴力にあたるとして避けられる。日没後に食べないのは、暗くなると灯りに寄ってくる虫を知らずに口に入れる危険が高まるためで、飲み水を濾すのも微小な水中の生き物を殺さないためとされる。
やってしまったら・言いかえ
豆・穀物・地上になる野菜・乳製品は使える。玉ねぎ・にんにく抜きの調理は、インド料理店では「ジャイナ・フード」として通じることが多い。食事の時間は日没前に設定する。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Jain vegetarianism (Wikipedia。根菜・はちみつ・日没後の食事・濾過水の理由と出典)事典
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

持ち物を褒める

サウジアラビアやアフガニスタンの訪問先で、飾ってある物や身につけている物を「素敵ですね、いいなあ」と強く褒める。

なぜ — もてなしの作法
もてなしと気前のよさを重んじる文化では、客に強く褒められた物を「どうぞ差し上げます」と申し出る義理が生じることがある。受け取ってしまうと、相手は手放したくない物を失うことになる。アフガニスタンでは、同じ物を何度も褒めないようにとも言われる。
やってしまったら・言いかえ
「差し上げます」と言われたら「お気持ちだけで」と丁重に断る。同じ物を何度も褒めない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Saudi Arabian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  2. Afghan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

持ち物を褒める

トルコやギリシャで、赤ちゃんや子ども、相手の持ち物・容姿・幸運を、何も添えずに手放しで褒める。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
この地域では邪視(トルコ語で nazar)の信仰が根強く、褒めることが羨望や嫉妬を呼び、褒めた本人にその気がなくても相手に災いが及ぶと考えられている。乳幼児はとりわけ邪視を受けやすいとされる。そのため褒め言葉には、アラビア語由来の「マシャッラー(神が望まれた)」を添えて災いを打ち消すのが習わしで、ギリシャでは「邪視を与えないように」と言いながら唾を吐くまね(ftou ftou)をする。
やってしまったら・言いかえ
赤ちゃんや持ち物を褒めるときは、トルコなら「マシャッラー」を添える。ギリシャでは褒めたあとに相手が唾を吐くまねをしても、失礼な反応ではなく厄払いなので驚かなくてよい。青い目玉のお守り(nazar boncuğu)は土産物であると同時にこの信仰の品。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Evil eye(英語版 Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

手で食べさせてもらうのを断る

エチオピアの食卓で、同席者がインジェラで包んだ一口を手でこちらの口元に差し出してきたとき(グルシャ)、遠慮して断る、あるいは手で受け取って自分で食べる。

なぜ — もてなしの作法
グルシャ(gursha)は、食卓で一番おいしい部分を手で取り、相手の口に直接運んで食べさせるもてなしの作法で、客や親しい相手への敬意と好意の表現とされる。エチオピアの食事はもともと一枚の大皿に載せたインジェラを全員で分け合い、器も取り分けもない。差し出された一口を断ると、その好意そのものを断る形になる。
やってしまったら・言いかえ
差し出されたら、手を出さずにそのまま口で受ける。量が多いときは「少しだけ」と伝えると小さくしてくれる。自分で取り分けるときは右手だけ(または両手)を使い、左手だけで食べ物に触れない。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Ethiopian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Culture of Ethiopia - Wikipedia事典
  3. Injera - Wikipedia事典
初見殺し 確認済 本気で怒られる

人の頭に触る

インドネシアで、人の頭に触る。かわいいと思って子どもの頭をなでる、相手の頭の上を越えて物を手渡す、といった何気ない動作も含む。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
インドネシアでは頭は体のうちで最も清らかな部分とされ、他人が触れるべきではないとされている。子どもの頭をなでる仕草は、なでる側には親愛の表現でも、触れられた側には清浄な部分を他人に扱われたことになる。同じ考え方は近隣のマレーシアにもあり、頭の上を越えて物を受け渡すことも避けられる。
やってしまったら・言いかえ
子どもをほめるときは、頭ではなく肩や背中に軽く触れるか、言葉で伝える。座っている人の頭上を越えて物を渡さず、回り込んで右手で渡す。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Indonesian Culture - Communication (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Etiquette in Asia - Wikipedia事典
  3. Malaysian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

茶碗の正面に口をつけて飲む

茶道の席で、出された茶碗を回さずに、正面(絵柄や見どころのある側)にそのまま口をつけて飲む。

なぜ — そのほかの理由
亭主はその日のためにえらんだ茶碗の正面を客に向けて出す。客は一礼して茶碗を取り、二度回して正面を避けてから飲む。これは「正面を遠慮する」という意思表示で、飲み終えたら飲み口を指で拭い、正面を亭主に向け直して返す。正面に口をつけたまま飲むのは、亭主が向けた敬意をそのまま踏んでしまうことになる。
やってしまったら・言いかえ
茶碗を右手で取って左手にのせ、時計回りに二度ほど回してから飲む。飲み終えたら口をつけた場所を指で拭い、逆に回して正面を亭主側へ戻して返す。回す回数や向きは流派で細部が違うので、周りの客に合わせるのが確実。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. お茶をのむ(表千家不審菴「茶の湯 こころと美」) — 茶碗を二度回して「正面を遠慮する」、飲み口を拭い正面を戻して返す業界団体
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

敷居を踏む

タイで、人の家の戸口の敷居(高くなった横木)を踏んで出入りする。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
タイでは人の家の戸口の敷居を踏むことがタブーとされ、またぐものとされている。Cultural Atlas は、特に年配の世代に「敷居には精霊が宿る」という信仰があることを理由に挙げている。
やってしまったら・言いかえ
戸口の横木は踏まずにまたぐ。靴も入口で脱ぐ。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Thai Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Culture of Thailand (Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 本気で怒られる

敷居越しに握手する

ロシアで、玄関で出迎えた相手と、敷居をまたいだまま握手・ハグ・キスをする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
敷居には家の精霊(ドモヴォイ)が住むとされ、敷居越しに挨拶するとそれを乱して災いを招くと言われる。敷居はこの世と霊の世界の境目とも考えられてきた。まず家の中に入ってから握手するのが正しい。
やってしまったら・言いかえ
まず家の中に入ってから握手する。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
  2. 10 common Russian superstitions (Russia Beyond)報道
初見殺し 根拠薄 気にする人もいる

招待の時刻ちょうどに着く

ケニア・ブラジル・アルゼンチンで、家に招かれた食事やパーティーに、言われた時刻ちょうど(あるいは少し前)に着く。

なぜ — もてなしの作法
個人宅への招待では、言われた時刻は「準備が終わっている時刻」ではなく「集まり始める目安」として使われる。定刻や早めに着くと、まだ支度の途中の家主を急がせることになる。ケニアの資料は「指定より前に着くと家主が居心地悪く感じるので、30分後に着くのがよい」、ブラジルは15〜30分後、アルゼンチンは30分〜1時間後を目安として挙げている。
やってしまったら・言いかえ
個人宅の招待は指定時刻の15分〜1時間後に着く。仕事の会議・レストランの予約・公共交通は別で、こちらは定刻に行く。1時間以上遅れるなら連絡を入れる。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Kenyan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Brazilian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Argentine Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)

クリケット場のパビリオンにジーンズで入る

ロンドンのローズ・クリケット・グラウンドのパビリオンに、ジーンズやスニーカー、サンダルなど普段着の格好で入ろうとする。

なぜ — そのほかの理由
MCCは、試合開催日のパビリオンでは正装が求められると定めている。男性はテーラードのジャケットかブレザーに襟付きシャツ、ネクタイまたはクラヴァット、足首まで覆う長ズボン、そして改まった場にふさわしい靴。女性はワンピース、スカート、テーラードのパンツにトップスなど。デニムと傷んだ服は認められず、ビーチサンダル、ビルケンシュトックのサンダル、レジャー用スニーカー、キャンバス靴、ウォーキングシューズ、ランニングシューズも不可とされる。
やってしまったら・言いかえ
パビリオンに入る予定があるなら、ジャケットとネクタイ、革靴を用意する。一般席は普段着でよいので、招待を受けたときだけ確認すればよい。ザ・ハンドレッドや女子の国際試合など、適用されない試合日もある。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. What to wear(Lord's / MCC 公式) — パビリオンの服装規定、デニム不可、認められない靴の列挙業界団体
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

靴を脱がずに家に上がる

日本・韓国・マレーシアで、玄関に靴が並んでいても気づかず、靴を履いたまま家の中に上がる。

なぜ — そのほかの理由
家の中と外をはっきり分け、外から持ち込む土や砂で床を汚さないという考え方が共通する。日本では靴を脱ぐ場所(玄関・三和土)が住宅の造りとして独立していて、高床式住居の時代から1000年以上さかのぼる習慣といわれる。土足で玄関の先に上がるのは、清潔さの問題であると同時に、招いた家の内側に無断で踏み込むことになる。マレーシアでは住宅だけでなく、入口に靴がまとめて置かれている建物では同じように脱ぐ。
やってしまったら・言いかえ
入口に靴が並んでいたら脱ぐ合図。脱いだ靴はつま先を外に向けてそろえ、素足を嫌う場面もあるので清潔な靴下を履いておくと安心。

補足と出典をくわしく見る

出典 5 件
  1. Genkan (Wikipedia)事典
  2. Etiquette in Japan (Wikipedia)事典
  3. Japanese Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  4. South Korean Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  5. Malaysian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

靴を脱がずに家に上がる

ロシア・ウクライナ・トルコ・ポーランドで、人の家を訪ねて靴のまま上がり込む(スリッパを断る)。

なぜ — そのほかの理由
いずれも理由は清潔さで、家に入る前に靴を脱ぎ、家の側が客用のスリッパを出すのが通例。ロシアでは上着と靴を脱ぐと申し出るのが作法で、代わりにスリッパを渡される。ウクライナも同じくスリッパを出す家がある。トルコでは靴底の土砂で床を汚さないために脱ぐ、と説明される。ポーランドだけはやや緩く、必ず脱ぐとは限らないが「脱ぎましょうか」と尋ねるのが礼儀とされる。
やってしまったら・言いかえ
玄関で「靴は脱いだほうがいいですか」と一言聞く。スリッパを出されたら履く。靴下に穴が開いていないか先に確かめておく。

補足と出典をくわしく見る

出典 5 件
  1. Russian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Ukrainian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Polish Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  4. Etiquette in Asia (Wikipedia、トルコの項)事典
  5. Turkish Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

靴を脱がずに家に上がる

タイで、人の家や寺院の建物に靴を履いたまま入る。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
タイでは体の上下がそのまま価値の上下に対応し、頭がもっとも尊く、足と靴底はもっとも低く不浄なものとされる。だから足の裏を人に向けて座ることも嫌われ、同じ理由で足を包む靴を、人が座り寝る床や仏を祀る堂の中に持ち込まない。清潔さだけの問題ではないので、靴が新しくてもきれいでも関係がない。
やってしまったら・言いかえ
入口に靴がそろえてあったら必ず脱ぐ。寺院では靴下のままでよいことが多い。座るときは足の裏が人や仏像に向かない向きにする。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Thai Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Culture of Thailand (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

現地の感覚より早い時刻に食事に行く

スペインで、19時前後にレストランへ夕食に行く、あるいは地元の人をその時刻の夕食に誘う。

なぜ — そのほかの理由
スペインは1940年に中央ヨーロッパ時間(UTC+1)へ移されたため、経度のわりに日の出・日の入りが約1時間遅い。生活時刻が全体に後ろへずれており、昼食・おやつ(merienda)・夕食のいずれも他の欧州諸国より遅い。2013年にはスペイン下院の特別委員会が、家族の時間・教育・余暇のために GMT へ戻すことを提案する報告書をまとめたが、実現していない。
やってしまったら・言いかえ
夕食は21時前後を目安にする。早い時間に空腹になったらバルでタパスをつまんでおく。昼過ぎに店が閉まっていることもあるので、営業時間を確かめてから訪ねる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Time in Spain(英語版 Wikipedia)事典
  2. Siesta(英語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

口笛を吹く

ロシアで、家の中や室内で口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
室内で口笛を吹くとお金が逃げて貧乏になる、と言われる。ロシアの人は口笛を吹いている人がいると「お金がなくなるぞ」とたしなめる。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. 11 Russian Superstitions (Because We Were Scared to Do 13) (The Moscow Times)報道
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

紫の花を贈る

ブラジルで、紫の花(紫の蘭など)や紫の包装紙の贈り物を持っていく。

なぜ — 弔事の花・色・品
ブラジルでは紫が喪・弔事を連想させる色とされ、お祝いや訪問の手土産には避けたほうがよいとされる。蘭そのものは喜ばれる贈り物だが、紫の品種は避けるよう勧められている。
やってしまったら・言いかえ
蘭を贈るなら紫以外の色を選ぶ。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Brazilian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

人や本をまたぐ・足で触れる

インドやネパールで、床に座っている人の伸ばした脚をまたぐ、足が人の体に当たる、足や靴の先で本・紙・お金に触れる。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
足は体の中で最も不浄な部分とされ、人や書物に足が触れることは相手や知識を貶める行為になる。足の裏を人に向けること、寺院や神像のほうへ向けることも同じ理由で避けられる。ヒンドゥー教徒の間には、足が本や紙、お金、人の脚に当たってしまったときに、その対象を指先で触れてから自分の額や胸に当てて詫びる作法がある。
やってしまったら・言いかえ
床に座っている人を越えたいときは、回り込むか「通ります」と断って通してもらう。座るときは足の裏が人や祭壇に向かないように、脚を横に流すかあぐらにする。当たってしまったら、触れてから額に手を当てる仕草で詫びる。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Nepalese Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Indian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Pranama - Wikipedia事典
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

正月に掃除をする

中華圏の旧正月(春節)の元日〜三が日に、床を掃く、髪を洗う・切る、刃物を使う。

なぜ — 言葉の響き(語呂・忌み言葉)
掃除は福や財を家の外へ掃き出す行為とされるため、大掃除は年越し前に済ませ、正月中は掃かない。髪(髮 faat)は広東語で「發(財を成す)」と同音なので、洗う・切ると財が流れる・切れるとされる。はさみや針などの刃物は人との縁や過去から続く運を断ち切るとされる。
やってしまったら・言いかえ
大掃除と散髪は年越し前に済ませておく。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Is it time to break with Lunar New Year traditions? (SCMP, 2021)報道
  2. Learn Chinese homophones through 4 Chinese New Year taboos (Easy Hong Kong Private Tour)旅行案内
気づきにくい 確認済 法律・規則で禁じられている

静粛時間に音を出す

ドイツの集合住宅で、夜22時から翌朝6時までの間に洗濯機を回す、掃除機をかける、シャワーを長く使う、楽器を弾く、友人と話し込む。

なぜ — そのほかの理由
ドイツでは夜間の静穏(Nachtruhe)が法令で定められており、おおむね22時から6時までは近隣の安眠を妨げる騒音を出してはならない。連邦の連邦イミシオン防止法(BImSchG)や機械騒音規制令のほか、州ごとの法律・自治体の条例が時間帯を定めており、ベルリンやノルトライン=ヴェストファーレン州は22〜6時、バイエルンのビアガーデン規制のように23〜7時となる場合もある。賃貸契約の管理規約で更に細かく決まっていることも多い。
やってしまったら・言いかえ
音の出る家事は21時までに済ませる。深夜に人を招くときは事前に隣人へ一声かける。時間帯は州と物件で違うので、賃貸なら管理規約(Hausordnung)を見る。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Nachtruhe(ドイツ語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

足の裏を人に向ける

アラブ圏などで、足を組んだり脚を伸ばしたりして、靴の裏・足の裏を相手に向ける。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
足は体でいちばん低く汚れた部分とされ、その延長である靴の裏を相手に向けるのは「お前は私の足元以下だ」という侮辱になる。イスラムでは礼拝前に足を洗い、モスクでは靴を脱ぐなど、靴が儀礼的に不浄とされることも背景にある。2008年にイラクの記者がブッシュ大統領に靴を投げつけた事件は、この文脈で「最大級の侮辱」と報じられた。
やってしまったら・言いかえ
年長者や目上の前では足を組まず、足先や靴底が相手に向かないよう座る。

補足と出典をくわしく見る

出典 4 件
  1. Why showing the soles of your feet can be offensive in the Arab world (The National, 2020-08-10)報道
  2. The Arabs and their flying shoes (Al Jazeera, 2013)報道
  3. Saudi Arabian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  4. Egyptian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

茶席に入ってすぐ座る

茶事や茶会で席に入ったとき、床の間の掛物や炉・釜の飾りを拝見せずに、そのまま席に着いてしまう。

なぜ — もてなしの作法
席入りの順序は決まっていて、客は席に入るとまず床の間の掛物を拝見し、炉や釜、棚の飾りを拝見したあと、床の間を上座として正客から順に席につく。掛物はその日の茶事の主題を示すもので、亭主が客に向けて用意した最初のもてなしにあたる。見ずに座るのは、招いた側が最初に置いた挨拶を読み飛ばすことになる。
やってしまったら・言いかえ
席に入ったら、まず床の間の前に進んで掛物を見る。次に炉・釜・棚の飾りを見てから、正客より下座に順に座る。何をどう見ればよいか分からないときは、前の客の動きをそのままなぞればよい。
出典 1 件
  1. 茶事の流れ・初座(表千家不審菴「茶の湯 こころと美」) — 「客は席に入るとまず床の間の掛物を拝見し、炉や釜、また棚の飾りなどを拝見したあと、床の間を上座として、正客より順次席につきます」業界団体
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

認証のない食べ物を手土産にする

コーシャ(カシュルート)を守るユダヤ教徒の家庭を訪ねるときに、手作りの焼き菓子や認証マークのない食品を手土産にする。肉料理の席にチーズやバターの品を添えて持っていく。

なぜ — そのほかの理由
コーシャを守る家庭では、肉と乳製品を一緒に調理することも、同じ食事でとることも避ける。OU(米国最大のコーシャ認証機関)によれば「最も一般的な習慣は、肉を食べてから乳製品まで6時間待つこと」で、台所には「肉用と乳製品用の2組の食器・鍋・調理器具」が置かれる。また、原材料や製造ラインの実態は消費者には分からないため、OUは「信頼できるカシュルート機関の認証がある製品だけを買うこと」と勧めている。つまり、材料に気をつけた手作りの菓子でも、作られた台所と器具がコーシャでない以上、受け取った側は食べられない。断られるのは好意への拒絶ではなく、この仕組みによる。
やってしまったら・言いかえ
認証マーク(OU、OK、Star-K など)の付いた未開封の菓子・チョコレート・ワインを選ぶ。食べ物以外(花、ただし葬儀・喪中の家には贈らない)にする、または何を持っていけばよいか本人に尋ねるのが確実。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. The Kosher Primer(Orthodox Union 公式。肉と乳の分離、認証の必要性)業界団体
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

年長者にくだけた挨拶をする

フィリピンで、親戚や年配の人の家を訪ねたとき、あるいは集まりで年長者に会ったときに、笑顔で「こんにちは」と声をかけるだけで済ませる(マノをしない)。

なぜ — 上下関係・序列
フィリピンには、年少者が年長者の右手を取り、自分の額に手の甲を当てて祝福を受ける「マノ(pagmamano)」という挨拶がある。スペイン語の mano(手)とタガログ語の敬意を表す po から来ていて、「あなたの手を」という意味になる。祖父母・両親・おじおば、名づけ親や聖職者など、一世代以上年上の人が対象で、同世代の兄姉やいとこには行わない。相手は「God bless you」などの祝福を返す。
やってしまったら・言いかえ
年長者の家に入るとき、または集まりで年長者に会ったときに「Mano po」と言って手を差し出してもらい、その手の甲に自分の額を当てる。目上の人に返事をするときは po / opo を付ける。相手から手が出てこない場合は無理にせず、会釈と丁寧な言葉で応じる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Mano (gesture) - Wikipedia事典
  2. Filipino Culture - Greetings (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

敷居を踏む

日本の和室の出入りで、敷居(ふすま・障子の溝のある横木)を踏む。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
敷居は柱とつながって家を支える構造材で、何度も踏むとゆるんだり歪んだりして、ふすまや障子の滑りが悪くなり、床の根太も傷む。踏まないことは、訪ねた先の家を大切にする気持ちの表れとされる。
やってしまったら・言いかえ
敷居はまたいで越える。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. 畳の縁は本当に踏んではいけないのか?(PRESIDENT Online、小笠原清忠・小笠原流礼法宗家)報道
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

名の日を祝わない

ポーランドやギリシャで、相手の誕生日だけを覚えて、名の日(imieniny / γιορτή)には何も言わずに過ごす。ギリシャで名の日に招かれてもいないのに人が集まるのを、押しかけと受け取るのも同じ。

なぜ — もてなしの作法
正教会やカトリックの伝統が強い地域では、自分の名前と同じ聖人の祝日を「名の日」として祝う習慣がある。ギリシャでは誕生日と同格かそれ以上に扱われ、祝われる本人が食事や飲み物を用意する「オープンハウス」の形を取り、祝いに来る人は招待がなくても迎えられる。ポーランドでも伝統的には誕生日より名の日(imieniny)が重視され、自宅に友人・家族が集まって花や贈り物を渡し、職場でも祝う形が定着している。
やってしまったら・言いかえ
相手の名前から名の日を調べて一言送る。ギリシャで名の日に招かれたら、もてなすのは祝われる側なので、手ぶらを気にしすぎず花や菓子を持って顔を出せばよい(菊は弔いの花なので避ける)。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Name day(英語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 一部誇張 年配・改まった場では気にする

料理に塩を足す

エジプトの家庭に招かれた席で、出された料理に食卓の塩・こしょうを足す(塩を頼む)。

なぜ — 食べ方が別の合図になる
料理はもてなす側が完成させて出したものなので、味を足す行為は「味つけが足りない」という料理人への批判と受け取られうる。料理についての質問(「これはどうやって作ったの?」)も、疑いを示すものと取られることがあるとされる。ただし「ホストへの侮辱」という強い言い方は旅行・雑学記事によるもので、誇張の可能性がある。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Egyptian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)報道
  2. Why You Should Skip The Salt And Pepper When Dining In Egypt (Tasting Table)旅行案内
気づきにくい 一部誇張 気にする人もいる

料理を残さず平らげる

中国のもてなしの宴席で、出された料理の大皿を最後の一口まで平らげる。

なぜ — 食べ方が別の合図になる
伝統的な宴席では、主人が食べきれないほど注文して余らせることが「十分にもてなした」証とされ、客が大皿を空にすると「足りなかった」と受け取られ、主人のメンツに関わるとされてきた。ただし「完食は失礼」は外国人向けの説明で誇張されがちで、今の本土ではむしろ完食が公式に推奨されている。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Clean Plate campaign (Wikipedia)事典
  2. China launches Clean Plate Campaign 2.0 as Xi calls for end to food wastage (People's Daily Online, 2020)報道
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

偶数本の花束を贈る

ポーランド・ハンガリーで、訪問や贈り物の花束を偶数本にする(ハンガリーでは13本も)。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
ポーランドでは家を訪ねるとき、包みを外した奇数本の花を渡すのが良い作法とされる。ハンガリーでも花は奇数本で贈るものとされ、13本だけは別に除かれる。ロシア・ウクライナでは「偶数は葬儀用」と理由まで書かれているが、ポーランド・ハンガリーの出典は奇数で贈るという慣習だけを書いていて、理由には触れていない。どちらの国でも菊は墓と葬儀の花なので、花の種類のほうが失敗しやすい。
やってしまったら・言いかえ
本数は奇数にし、13本は避ける。ポーランドでは包装を外して渡し、菊・赤や白のバラ・カーネーションは選ばない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Polish Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Hungarian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

皿に食べ物を残す

ペルーやブラジルの家庭に招かれた食事で、遠慮のつもりや「満足しました」の合図のつもりで、皿に食べ物を少し残す。

なぜ — 食べ方が別の合図になる
この2か国では、出された物を残さず食べることが「おいしかった」の表明で、残すと料理か持てなしが口に合わなかったという合図に読まれる。ペルーの資料は「客は出された料理をすべて食べることが期待される」、ブラジルの資料は「食べ物を残すのは失礼」と書いている。ペルーでは、軽い飲み物を断るのは失礼にならないが、きちんとした食事の誘いを断ると気を悪くされうる、という区別もある。
やってしまったら・言いかえ
食べ切れる量を最初に伝える(「少なめでお願いします」)。食べ切って、おかわりを勧められたら断ってよい。逆に中国・マレーシアでは少し残すのが作法とされるので、「残す/残さない」は行き先ごとに確かめる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Peruvian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Brazilian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

贈り物をその場で開ける

インドネシア・フィリピン・マレーシア・エチオピアで、もらった贈り物をその場で包みを開け、中身を見て喜んでみせる。

なぜ — もてなしの作法
これらの国では、贈り物は受け取った場では開けず、礼を言って脇に置くのが普通とされる。その場で開けると、中身の値段や品定めが両者の目の前にさらされ、贈った側が「これで十分だったか」を試される形になる。逆に開けないことで、贈り物そのものより関係を大事にしているという合図になる。
やってしまったら・言いかえ
両手で(または右手で)受け取り、礼を言ってそのまま脇に置く。相手が「開けてみて」と促したら開ける。自分が贈る側のときも、その場で開けてもらえないことを失礼と受け取らない。

補足と出典をくわしく見る

出典 4 件
  1. Indonesian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Filipino Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  3. Malaysian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
  4. Ethiopian Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他
気づきにくい 根拠薄 年配・改まった場では気にする

年長者にくだけた挨拶をする

ケニアで、年長者や目上の人と握手するときに片手でさっと済ませ、その場にいる全員には挨拶せず、相手をファーストネームで呼ぶ。

なぜ — 上下関係・序列
ケニアでは、年長者や社会的地位が上の人と握手するとき、右の前腕を左手で支えるのが敬意の表し方とされる。挨拶そのものに時間をかけ、その場にいる全員と握手して回るのが普通で、短く切り上げると用件だけの相手と受け取られる。呼び方も、男性には bwana、年配の男性(おおむね40代以上)には Mzee、女性には mama といった敬称が使われる。
やってしまったら・言いかえ
握手するときは右腕を左手で支える。部屋に入ったら一人ずつ挨拶して回る。名前を呼ぶときは Mzee・mama などの敬称を付けるか、相手が名乗った呼び方に合わせる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Kenyan Culture - Greetings (Cultural Atlas, SBS)その他
  2. Kenyan Culture - Etiquette (Cultural Atlas, SBS)その他