ヨーロッパ

イギリスの初見殺しマナー

21 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

「マクベス」と言う

劇場の中(楽屋・客席・稽古場を含む)で、上演中の演目でもないのに「マクベス」という題名を口にする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
シェイクスピアの『マクベス』は呪われた芝居とされ、劇場で題名を言うと事故や不運を呼ぶと信じられている。由来には、劇中の魔女の呪文が本物だったため魔女たちが芝居を呪ったという伝説、経営難の劇場が客を呼べる『マクベス』を掛けることが多く「マクベス=劇場が危ない」の連想が生まれたという説、上演中の事故(1937年オールド・ヴィックで落下した錘がローレンス・オリヴィエをかすめた件など)の積み重ねという説がある。
やってしまったら・言いかえ
「The Scottish Play(スコットランドの芝居)」と言い換える。言ってしまったら、劇場の外に出て3回まわり、唾を吐き、悪態をつくか他のシェイクスピア作品の台詞を唱えてから、ドアをノックして中に入れてもらう、というお祓いの作法がある。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. The Curse of the Scottish Play | Macbeth | Royal Shakespeare Company業界団体
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

「幸運を」と声をかける

本番直前の俳優に、励ましのつもりで「Good luck(幸運を)」と声をかける。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
舞台の世界には、幸運を口に出して願うとかえって不運を招くという迷信があり、逆に不運を願う言葉で送り出す習慣が生まれた。代わりに使う「Break a leg(脚を折れ)」の由来ははっきりせず、「活発に演じろ」という激励説、カーテンコールでお辞儀(膝を曲げる)を何度もするほど成功しろという説、舞台袖の幕(legs)を越えて出ていけという説などが並立している。
やってしまったら・言いかえ
「Break a leg」と言う。バレエ・ダンスの世界では「Merde(フランス語で『くそ』)」と言うことが多い。ドイツ語圏にも同趣旨の「Hals- und Beinbruch(首と脚を折れ)」がある。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Break A Leg - Meaning & Origin Of The Phrase (The Phrase Finder)その他
初見殺し 確認済 本気で怒られる

ピースサインをする

イギリスやオーストラリアで、手の甲を相手に向けたVサイン(ピースサイン)をする。写真のポーズでも同じ。

なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
手の甲を相手に向けたVサインは、イギリスなどで中指を立てるのと同じ侮辱のしぐさになる。手のひらを相手に向ければ勝利・平和の意味になる。イングランドの弓兵がアジャンクールの戦い(1415年)で「指はまだあるぞ」と見せたのが始まりという話は、サウサンプトン大学のアン・カリー教授が「20世紀の都市伝説と言ってほぼ間違いない」と否定している。
やってしまったら・言いかえ
ピースサインは手のひらを相手に向けて出す。

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出典 3 件
  1. V sign (Wikipedia)事典
  2. The truth about Agincourt (University of Southampton)学術
  3. Did Agincourt archers really invent swearing with a two-fingered salute V-sign? (Forces News)報道
初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

楽章の間に拍手する

クラシックのコンサートで、交響曲や協奏曲の楽章が終わるたびに拍手する。

なぜ — そのほかの理由
交響曲や協奏曲は複数の楽章でできていて、作品はすべての楽章が終わって初めて終わる扱いになる。そのため楽章の間は拍手をせず、最後の楽章が終わってから拍手するのが今の慣習とされる。良い演奏を讃えたい善意が、そのまま作品の流れを切ってしまうのが難しいところ。迷ったら、指揮者が客席に向き直り、まわりが拍手し始めてから合わせるとよい。
やってしまったら・言いかえ
指揮者が手を下ろして客席に向き直るまで待つ。周りが拍手し始めてから合わせれば外さない。プログラムの楽章数を先に見ておくのもよい。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Applause(Wikipedia英語版) — 楽章間の拍手は避けられ、19世紀に作曲家が楽章を切れ目なく演奏するよう求めた経緯事典
初見殺し 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)

病棟に腕時計や長袖で入る

英国の病院で、臨床の現場に腕時計やブレスレット、複数の指輪を着けたまま、あるいは袖をまくれない長袖で入る。

なぜ — そのほかの理由
英国のNHSの感染予防マニュアルは、手指衛生を有効にするために前腕を露出すること(bare below the elbows)を求め、手首・手の装身具はすべて外すよう定めている。認められるのは飾りのない金属の指輪1つ(または放射線管理用のリング)までで、それも手洗いのときは外す。宗教上の理由で身につけるカラ(kara)などの腕輪は、腕の上のほうに押し上げて固定し、手首まで洗えるようにする。腕時計は、清潔感のある身なりのつもりが真っ先に指摘される。
やってしまったら・言いかえ
勤務の前に腕時計とブレスレットを外し、袖は肘の上までまくる。時間を見る必要があるなら、胸に留めるナース用の時計を使う。日本や米国の病院から来た人ほど引っかかりやすい。

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出典 1 件
  1. National Infection Prevention and Control Manual, Chapter 1 SICPs — 「expose forearms (bare below the elbows)」、手首・手の装身具は外す公的機関

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

「順調だ」と口に出す

救急外来(ER)や病棟の勤務中に「今日は静かだね」「暇だね」と口にする。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
言った途端に急患が押し寄せて大荒れになるというジンクスで、英語圏では「Q word(Qで始まる言葉)」と呼んで避けるほど広まっている。救急医・看護師・救急隊員の間で世代を超えて受け継がれている。
やってしまったら・言いかえ
言いたくなったら「落ち着いてるね」とも言わず、黙っておく。言ってしまったら笑って謝る。

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出典 1 件
  1. Debunking the myth of using "quiet" in clinical departments: an integrative overview of available literature (Annals of Medicine and Surgery, 2022)学術
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

13という数字を使う

アメリカ・イギリスで、13階・13号室・13番地・13人の食卓を何でもないものとして扱う。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
13を不吉とする言い伝えは建物の造りにまで及んでいて、アメリカでは13階以上の建物のうちオーティス社製エレベーターが入っているものの85%が13階という表示を持たない(同社幹部の証言)。ロンドンではフリート街、パーク・レーン、オックスフォード街など主要な通りに13番地が存在しない。日本の4・9にあたるものが英語圏では13で、階数表示が12の次に14になるため、数え違いの原因にもなる。
やってしまったら・言いかえ
13階のつもりで押したボタンが実際は14階、ということが起きる。人数合わせで13人にしない配慮をする場面もある。

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出典 2 件
  1. Thirteenth floor (Wikipedia)事典
  2. Triskaidekaphobia (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

エスカレーターの歩く側を塞いで立つ

ロンドンの地下鉄のエスカレーターで、左側に立ち止まって後ろの人の通り道を塞ぐ。

なぜ — そのほかの理由
ロンドンの地下鉄では「立つ人は右、歩く人は左」が徹底されていて、左側で止まっていると通勤客の流れを止めることになります。日本の関東(左に立つ)や大阪(右に立つ)から来ると体が逆を覚えているため、悪意なく塞いでしまいます。運営者のロンドン交通局(TfL)は2015年から2016年にかけてホルボーン駅で「両側に立つ」実験を行い、混雑が減り輸送力が約30%上がることを確かめた一方、「係員がその場で促している間しか変わらず、定着はしなかった」と報告しました。つまり公式には両側に立つほうが効率的だと分かっていても、現場の慣習は今も右立ち・左歩きのままです。
やってしまったら・言いかえ
エスカレーターに乗ったら右側に寄って立ち、左側は空けておく。連れと並んで乗らず縦に並ぶ。大きな荷物は右側の自分の足元に寄せる。

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出典 2 件
  1. Report on Holborn Station Pilot(TfL・情報公開請求により公開)公的機関
  2. Escalator etiquette - Wikipedia事典
気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)

クリケット場のパビリオンにジーンズで入る

ロンドンのローズ・クリケット・グラウンドのパビリオンに、ジーンズやスニーカー、サンダルなど普段着の格好で入ろうとする。

なぜ — そのほかの理由
MCCは、試合開催日のパビリオンでは正装が求められると定めている。男性はテーラードのジャケットかブレザーに襟付きシャツ、ネクタイまたはクラヴァット、足首まで覆う長ズボン、そして改まった場にふさわしい靴。女性はワンピース、スカート、テーラードのパンツにトップスなど。デニムと傷んだ服は認められず、ビーチサンダル、ビルケンシュトックのサンダル、レジャー用スニーカー、キャンバス靴、ウォーキングシューズ、ランニングシューズも不可とされる。
やってしまったら・言いかえ
パビリオンに入る予定があるなら、ジャケットとネクタイ、革靴を用意する。一般席は普段着でよいので、招待を受けたときだけ確認すればよい。ザ・ハンドレッドや女子の国際試合など、適用されない試合日もある。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. What to wear(Lord's / MCC 公式) — パビリオンの服装規定、デニム不可、認められない靴の列挙業界団体
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

ターバンに触れる・外すよう頼む

シク教徒のターバンに親しみを込めて触れる、冗談で引っぱる、記念撮影や検査のために「少しの間だけ外して」と頼む。髪に触れるのも同じ。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
シク・コーリション(米国のシク教徒権利団体)は「シク教徒のターバンは体の一部であり、ふつうは家の中でのみ外すもの」と説明し、「許可なく他人のターバンや髪に触れないでほしい」と明記している。切らない髪(ケーシュ)を保つことは「神の意志を受け入れ、信仰に身を委ねているしるし」と多くのシク教徒に理解されており、ターバンはその髪を覆うもの。だから帽子を取るような感覚で外すことはできず、人前で外されることは深い屈辱として受け止められる。
やってしまったら・言いかえ
触れる必要がある場面(空港の保安検査など)では、本人に説明して同意を得てから、可能なら本人自身の手で調べてもらう。写真を撮りたいときも、まず本人に尋ねる。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. FAQ(Sikh Coalition 公式。ターバン・ケーシュ・キルパンについて)業界団体
  2. The Gurdwara(Sikhs.org。グルドワーラー訪問時の作法)業界団体
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

パットのラインを踏む

ゴルフのグリーン上で、他のプレーヤーのボールとカップを結ぶ線(パットのライン)やその延長線上を歩いたり、そこに立ったりする。

なぜ — そのほかの理由
足跡やスパイクの跡がラインに残ると、転がるボールの向きが変わってしまい、相手のプレーを妨げる。パットをする人の真後ろ(延長線上)に立つのも、視界に入って気が散るうえ、ラインを盗み見ているように見える。
やってしまったら・言いかえ
グリーン上では他人のボールとカップの位置を確かめ、ラインをまたぐか、大きく迂回して歩く。パットの間は延長線上から外れて立つ。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Rules Guy: Is it legal for another player to stand directly behind me while I putt? | GOLF.com業界団体
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

肩書(Dr.)を付けずに呼ぶ

アメリカなど英語圏の大学で、教員(特に女性の教員)に宛てたメールや会話で、「Dr.」「Professor」ではなく「Mrs.」「Ms.」「Miss」や名(ファーストネーム)で呼びかける。

なぜ — 上下関係・序列
大学教員の多くは博士号を持ち、「Dr.」や「Professor」の肩書で呼ばれることを前提にしている。「Mrs./Ms.」は肩書を無視しているうえに、性別や婚姻状況を決めつける呼び方になるため、失礼に受け取られることがある。特に女性教員は、男性教員なら自然に Dr. と呼ばれる場面で Mrs. と呼ばれやすく、不満の種になりやすい。
やってしまったら・言いかえ
迷ったら「Dear Professor [姓]」と書けば間違いない。本人から名や Mr./Ms. で呼ぶよう言われたら、それに従う。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Best Practices for Emailing Instructors and Professors(UC Irvine Writing Center 2024-05-22)学術
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

口笛を吹く

劇場の舞台上や舞台袖・バックステージで口笛を吹く。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
電気が使えなかった17〜19世紀の劇場では、進行役が口笛や鐘で場面転換の合図を出しており、台本にも口笛の合図を示す「W」の書き込みが残っている。ロープや帆布の扱いに慣れた船乗りが裏方として雇われ、船上の口笛の合図を持ち込んだとも言われる。無関係な人が口笛を吹くと背景幕が早く降りてくるなど事故につながったため、実害のある禁止事項が迷信として残った。
やってしまったら・言いかえ
劇場の舞台上や袖では口笛を吹かない。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Why You Should Never Whistle Onstage | Playbill業界団体
  2. Feeling Superstitious: Ghost Lights and Whistling Backstage - Shakespeare Theatre Company業界団体
気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

石畳の文字を踏む

スコットランドのセント・アンドルーズ大学で、セント・サルヴァトール・カレッジ前の石畳にはめ込まれた「PH」の頭文字を踏む。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
PH は、宗教改革期にプロテスタントの信仰を理由にこの場所で火刑にされた殉教者パトリック・ハミルトンの頭文字。踏んだ学生は呪われて学位を取れない(卒業できない)という言い伝えがあり、大学の公式ニュースでも伝統として紹介されている。ハミルトンが火刑の際に後の学生を呪ったという話も伝わる。
やってしまったら・言いかえ
呪いを解く唯一の方法は、毎年5月1日の夜明けに学生たちが北海へ駆け込む「May Dip」に参加することとされる。

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出典 2 件
  1. University of St Andrews traditions(University of St Andrews news)学術
  2. Patrick Hamilton (martyr) - Wikipedia事典
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

沈黙の礼拝で発言に応じる・場を仕切る

クエーカー(キリスト友会)の礼拝に初めて出て、長い沈黙を「まだ始まっていない」と受け取って私語や携帯を始める、または誰かが立って話したあとに拍手・相槌・反論をする。

なぜ — そのほかの理由
英国クエーカーの説明では、礼拝は約1時間、静けさの中で「心と人生を新しい気づきと導きに開く」ためのもので、沈黙そのものが礼拝の中身であって前置きではない。導く人はおらず、「誰でもミニストリー(語り)をすることができ、それは訪問者も同じ」とされる。語られた言葉は議論の対象ではなく、それぞれが自分にとっての意味を聴き取るものとして受け止められる。礼拝は2人のクエーカーが握手を交わすことで終わり、それを合図に全員が握手する。
やってしまったら・言いかえ
沈黙のあいだはただ座っていればよく、何もしないことが正しい参加のしかた。席は自由で、特別な席や指定席はない。疑問は礼拝が終わってから、その場にいる人に尋ねればよい。

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出典 1 件
  1. How Quakers worship(英国クエーカー Quakers in Britain 公式)業界団体
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

通訳者に向かって話す・顔を隠して話す

手話通訳を介して聞こえない人と話すときに、通訳者の方を見て「彼女にこう伝えてください」と話す。話しながら顔をそらす、口元を手やマスクで覆う、後ろから声をかける。

なぜ — もてなしの作法
手話は独立した言語で、米国国立衛生研究所(NIDCD)の説明によれば、英語の話し手が声の高さや語順で疑問文を作るのに対し、ASL の話し手は「眉を上げ、目を見開き、体を前に傾けて」問いを立てる。つまり表情や視線は飾りではなく文法そのもの。だから顔が見えないと会話が成り立たなくなる——全米ろうあ協会(NAD)は、マスクが読話を妨げるだけでなく「手話や読話の理解に不可欠な表情」を隠してしまうと述べている。英国 RNID も、注意を引くときは手を振ること、「話すときは顔をこちらに向けてほしい。多くの人が程度の差はあれ読話に頼っている」こと、同伴者ごしではなく本人に直接話すことを挙げている。通訳者は話し手ではなく、会話の当事者は本人だという前提が共通している。
やってしまったら・言いかえ
視線と体は本人に向け、「彼に伝えて」ではなく本人に「あなたは」と話しかける。名前を呼ぶ代わりに、視界に入って手を振るか、軽く肩を叩いて注意を引く。口元は覆わず、普通の速さではっきり話す(大げさな口の動きは逆効果)。

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出典 4 件
  1. Communication tips(英国 RNID 公式)業界団体
  2. Position Statement on Communicating with Deaf and Hard of Hearing People While Wearing Masks(全米ろうあ協会 NAD)業界団体
  3. American Sign Language(米国 NIDCD。表情・視線が文法を担うこと)公的機関
  4. ADA Requirements: Effective Communication(米国司法省)公的機関
気づきにくい 根拠薄 迷信として知られる程度

孔雀の羽を持ち込む

芝居の衣装・小道具・舞台装置に孔雀の羽を使う。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
孔雀の羽の模様が「邪視(evil eye)」に見えることから、舞台に出すと公演に災いが起きるとされる。英国やギリシャには演劇に限らない孔雀の羽の不吉観があり、それが演劇界に入り込んだという見方もある。
やってしまったら・言いかえ
制作に関わる誰かがこの迷信を気にするなら、孔雀の羽は使わない(別の羽や造花で代用する)。

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出典 1 件
  1. Theatre Occupational Superstition: Peacock Feathers on Stage | USC Digital Folklore Archives学術
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

自分の分だけ買って飲む

アイルランドやイギリスのパブで、みんなにおごってもらったあと、自分の番になる前に席を立つ。全員分を順に買う「ラウンド」に加わらず、各自が自分の分だけ買うことにする。

なぜ — もてなしの作法
パブでは、同席した一人が全員分を一度にまとめて買い、次の一杯は別の人が買う「ラウンド」の形で飲むのが広く行われている。アイルランド・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドでほぼ普遍的な慣習とされ、根底にあるのは信頼と公平さで、自分の番を返さないことは社会的に問題視される(オーストラリアには「この国で問題を起こしたくなければ、必ずおごり返さなければならない」という言い方がある)。イギリスのパブの作法としては、1938年にロンドンの新聞記者がまとめた Greaves' Rules が知られている。
やってしまったら・言いかえ
ラウンドに加わったら、自分の番が来るまでは帰らない。人数が多くて飲みきれないときは、最初に「自分は今日は1杯だけにする」と断ってから各自払いにする。順番が来たらカウンターで全員分をまとめて頼み、飲まない人にはソフトドリンクを。

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出典 1 件
  1. Round of drinks(英語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

親指を立てる(👍)

若い世代(英語圏のZ世代など)からのメッセージに、👍(サムズアップ)の絵文字だけで返信する。

なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
年長者には「了解」「いいね」の意味で使われる👍が、若い世代には手抜きでそっけない、あるいは皮肉っぽい(受動攻撃的な)返事に見えることがある。
やってしまったら・言いかえ
若い相手には一言添える(「了解、ありがとう!」など)。職場の上司からの👍は比較的受け入れられやすいという指摘もある。

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出典 1 件
  1. Thumbs up: good or passive aggressive? How emojis became the most confusing kind of online language(The Conversation, Brittany Ferdinands・シドニー大学)学術

察しがつく説明が無くても、常識からおおよそ察しがつく。

察しがつく 確認済 本気で怒られる

白い服で結婚式に出る

ゲストとして招かれた結婚式に、白(やアイボリーなど白に見える色)のドレスを着ていく。

なぜ — もてなしの作法
白は花嫁の色とされ、ゲストが着ると主役の花嫁と張り合う・目立とうとしていると受け取られる。欧米のエチケットでは「最もひどいゲストの失敗の一つ」とまで言われてきた。
やってしまったら・言いかえ
白・アイボリー・シャンパンなど白っぽい色は避ける。どうしても着たいなら、柄物や他の色の小物で白の面積を減らす。花嫁側が「全員白で」と指定した場合はそれに従う。

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出典 1 件
  1. Etiquette rules: Guest wearing white to wedding | TODAY報道
察しがつく 一部誇張 年配・改まった場では気にする

王族の体に触れる

英国の国王・王族に会ったとき、握手以外に肩や背中に手を回す、ハグするなど体に触れる。

なぜ — 上下関係・序列
伝統的には王族の体に触れないのが礼儀とされ、要人が肩に手を添えただけで英国メディアに大きく報じられることがある。ただし王室公式サイトは「義務的な行動規範は無い」と明言しており、「触れてはいけない」という法律や決まりは存在しない。
やってしまったら・言いかえ
王族側から手を差し出されたら普通に握手する。お辞儀(男性は首だけの会釈)・カーテシーも任意。呼びかけは最初に「Your Majesty」、以後は「Sir」「Ma'am」(jamのa)。

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出典 1 件
  1. The Royal Family|Greeting a Member of The Royal Family公的機関