ヨーロッパ

ギリシャの初見殺しマナー

5 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

13日の火曜日を何でもない日として扱う

スペイン語圏やギリシャで、13日の火曜日(martes 13 / Τρίτη και 13)に結婚・引っ越し・契約・出発などの日取りを決める。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
英語圏で不吉なのは13日の金曜日だが、スペイン語圏とギリシャでは火曜日の13日が不吉とされる。火曜日は軍神アレス(マルス)の日にあたること、第4回十字軍によるコンスタンティノープル陥落が1204年4月13日火曜日、オスマン帝国による陥落が1453年5月29日火曜日と、いずれも火曜日だったことが理由に挙げられる。ギリシャ語の火曜日 Τρίτη は「3番目」の意味で、「不幸は3つ重なる」という言い回しと結びついてもいる。
やってしまったら・言いかえ
スペインやギリシャで日取りを決めるときは曜日も見る。ギリシャでは「Τρίτη και 13」という言い方があるので、相手が渋ったらこれを疑う。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Friday the 13th(英語版 Wikipedia)事典
初見殺し 確認済 迷信として知られる程度

持ち物を褒める

トルコやギリシャで、赤ちゃんや子ども、相手の持ち物・容姿・幸運を、何も添えずに手放しで褒める。

なぜ — 不運を呼ぶ(ジンクス)
この地域では邪視(トルコ語で nazar)の信仰が根強く、褒めることが羨望や嫉妬を呼び、褒めた本人にその気がなくても相手に災いが及ぶと考えられている。乳幼児はとりわけ邪視を受けやすいとされる。そのため褒め言葉には、アラビア語由来の「マシャッラー(神が望まれた)」を添えて災いを打ち消すのが習わしで、ギリシャでは「邪視を与えないように」と言いながら唾を吐くまね(ftou ftou)をする。
やってしまったら・言いかえ
赤ちゃんや持ち物を褒めるときは、トルコなら「マシャッラー」を添える。ギリシャでは褒めたあとに相手が唾を吐くまねをしても、失礼な反応ではなく厄払いなので驚かなくてよい。青い目玉のお守り(nazar boncuğu)は土産物であると同時にこの信仰の品。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Evil eye(英語版 Wikipedia)事典

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 本気で怒られる

手のひらを突き出す

ギリシャで、5本指を開いた手のひらを相手の顔に向けて突き出す(「5つください」「止まって」のつもりでも)。

なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
「ムーンザ(μούντζα)」と呼ばれるギリシャでいちばん伝統的な侮辱のしぐさで、顔に近いほど強い意味になる。ビザンツ時代、罪人の顔に手のひらで煤(μούντζος)を塗りつけて見せしめにした所作に由来するとされ、「汚れ・しみ」を意味する現代語 mountzoura も同じ語源。
やってしまったら・言いかえ
数の5を手で示すときは、指を広げすぎず、手のひらを相手に向けない。

補足と出典をくわしく見る

出典 3 件
  1. Mountza (Wikipedia)事典
  2. Why Showing The Palm Of Your Hand In Greece Is A Big No-No (Explore)旅行案内
  3. Obscene gesture (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)

聖体(パン)を受け取る列に並ぶ

正教会の聖体礼儀(リトゥルギヤ)を見学していて、最後に人が並ぶのにつられて、スプーンで授けられる聖体を受け取る。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
正教会では聖体を受けられるのは、正教会で洗礼を受け、祈りと斎(ものいみ)と告解によって備えをした信者に限られる。他の教派のキリスト教徒も受けられない。これは信仰が劣ると見なすからではなく、聖体拝領が「同じ信仰の内にすでに一つである」ことを表す行為だからだと説明される。代わりに、礼儀の終わりに聖別されていない祝福されたパン(アンティドロン)が配られ、正教徒でない参列者も受け取ってよい——むしろ友愛のしるしとして勧められる。
やってしまったら・言いかえ
アンティドロン(祝福されたパン)は誰でも受け取れる。どの列に並んでよいか分からないときは、礼儀の前に堂番や司祭に一言尋ねると案内してもらえる。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Closed communion(Wikipedia、東方正教会の節。アンティドロンの扱いを含む)事典
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

名の日を祝わない

ポーランドやギリシャで、相手の誕生日だけを覚えて、名の日(imieniny / γιορτή)には何も言わずに過ごす。ギリシャで名の日に招かれてもいないのに人が集まるのを、押しかけと受け取るのも同じ。

なぜ — もてなしの作法
正教会やカトリックの伝統が強い地域では、自分の名前と同じ聖人の祝日を「名の日」として祝う習慣がある。ギリシャでは誕生日と同格かそれ以上に扱われ、祝われる本人が食事や飲み物を用意する「オープンハウス」の形を取り、祝いに来る人は招待がなくても迎えられる。ポーランドでも伝統的には誕生日より名の日(imieniny)が重視され、自宅に友人・家族が集まって花や贈り物を渡し、職場でも祝う形が定着している。
やってしまったら・言いかえ
相手の名前から名の日を調べて一言送る。ギリシャで名の日に招かれたら、もてなすのは祝われる側なので、手ぶらを気にしすぎず花や菓子を持って顔を出せばよい(菊は弔いの花なので避ける)。

補足と出典をくわしく見る

出典 1 件
  1. Name day(英語版 Wikipedia)事典