ヨーロッパ

イタリアの初見殺しマナー

7 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 本気で怒られる

菊を贈る

フランスなどヨーロッパの国で、招かれた家やお祝いの手土産に菊の花を持っていく。

なぜ — 弔事の花・色・品
フランスで菊は「死者の花」で、11月1日の諸聖人の日(Toussaint)と11月2日の死者の日に墓を飾る花として定着している。1919年、第一次世界大戦の休戦記念日にポアンカレ大統領とクレマンソー首相が全国の墓を花で飾るよう命じ、花の少ない秋でも咲いている菊が選ばれたのが始まりとされる。

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出典 2 件
  1. Why chrysanthemums are the French 'flower of the dead' (The Connexion)報道
  2. Chrysanthemum (Wikipedia)事典
初見殺し 一部誇張 気にする人もいる

女性歌手に「ブラボー」と叫ぶ

オペラやリサイタルで、女性の歌手に向かって「ブラボー(bravo)」と叫ぶ。イタリア語の作法では女性には「ブラーヴァ(brava)」、複数の演者には「ブラーヴィ(bravi)」を使う。

なぜ — そのほかの理由
bravo はイタリア語の形容詞で、語尾が相手の性と数で変わる。男性ひとりなら bravo、女性ひとりなら brava、複数なら bravi(女性だけの複数は brave)。英語やドイツ語では bravo が性別を問わない感嘆詞として定着しているため、ふつうに使っても通じるが、イタリア語の使い分けを重んじる客席では「外から来た人」とすぐ分かる。怒られる種類のものではなく、知っている人が気にするだけの慣習である。
やってしまったら・言いかえ
女性ひとりには brava、男性ひとりには bravo、全員に向けては bravi と言う。迷うなら黙って強く拍手するか、英語圏の劇場なら bravo のままでも問題ない。

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出典 1 件
  1. brava(Wiktionary英語版) — 「Alternative form of bravo spoken to a female performer」事典

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 迷信として知られる程度

17という数字を使う

イタリアで、17という数字(17号室・17番の座席・17日の金曜日など)を何でもないものとして扱う。

なぜ — 言葉の響き(語呂・忌み言葉)
17をローマ数字で書くとXVIIで、並べ替えるとラテン語のVIXI(「私は生きた」=もう死んでいる)になり、墓碑の言葉を連想させる。ほかにも、創世記の大洪水が「第2の月の17日」に始まったこと、ナポリの夢占い・くじ(smorfia)で17が「不幸(disgrazia)」に当てられていることが理由に挙げられる。

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出典 2 件
  1. Heptadecaphobia (Wikipedia)事典
  2. Renault R15 and R17 (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 制度で決まっている(咎められはしない)

聖体(パン)を受け取る列に並ぶ

カトリックのミサに客として出席し、周りの人が立ち上がるのに合わせて聖体拝領(コミュニオン)の列に並び、パンとぶどう酒を受け取る。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
カトリックでは、聖体はキリストの体そのものであり、それを受けることは「カトリックの信仰と教会の一致をすでに分かち合っている」という表明だと理解されている。そのため米国カトリック司教協議会の指針は、他のキリスト教会の信者は通常は聖体拝領に与らないと定め、キリスト教徒でない人には「参列を歓迎するが、聖体は受けず、平和と人類の一致のために祈ってほしい」と呼びかけている。カトリック信者であっても、重い罪を自覚している場合はまず告解(ゆるしの秘跡)を受けてから拝領するよう求められる。断られるのは相手を低く見るためではなく、拝領が「一致がすでにある」という宣言になってしまうためと説明される。
やってしまったら・言いかえ
列に並ぶこと自体は妨げられない。受けない意思を示すときは、両腕を胸の前で交差させて司祭の前に進むと、聖体の代わりに祝福を受けられる(多くの教会で案内されている作法)。席に座ったままでも失礼にはあたらない。

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出典 2 件
  1. Guidelines for the Reception of Communion(米国カトリック司教協議会 USCCB)業界団体
  2. Closed communion (Wikipedia)事典
気づきにくい 確認済 気にする人もいる

頼んでいない席料やパン代に抗議する

イタリアの食堂・レストランで、会計に載っている「pane e coperto(パンと席料)」を、頼んでいないのに取られた不当な請求として店に抗議する。

なぜ — そのほかの理由
イタリアでは、テーブルクロス・ナプキン・カトラリーなど席の用意に対する料金として、一人あたりの coperto を取るのがほぼ全国的な慣習になっている。料理の値段とは別建てで、注文の有無に関わらず着席した人数分かかる。1995年にラツィオ州が州法でこれを廃止させようとしたが、1998年に EU がこの州法を無効と判断し、廃止の試みは決着していない。
やってしまったら・言いかえ
メニューの隅に書かれている coperto の額を先に見ておく。席料があるぶん、チップは端数を残す程度でよい。

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出典 1 件
  1. Cover charge(英語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 一部誇張 気にする人もいる

昼以降にカプチーノを頼む

イタリアで、昼食や夕食のあとにカプチーノ(やカフェラテなど牛乳入りのコーヒー)を注文する。

なぜ — 食べ方が別の合図になる
イタリアではカプチーノは朝食の飲み物とされ、おおむね午前11時ごろまでに飲むものと考えられている。牛乳が入っていて重く、日中や食後には向かないという理解が背景にある。食後は牛乳の入らないエスプレッソを頼むのが普通で、そのほうが消化を助けると信じられている。
やってしまったら・言いかえ
食後はエスプレッソ(カフェ)を頼む。どうしても牛乳が欲しければ、少量の泡を足す「マッキアート」なら食後でも違和感が小さい。

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出典 1 件
  1. Cappuccino(英語版 Wikipedia)事典
気づきにくい 根拠薄 迷信として知られる程度

4の付く数を使う

イタリア・トスカーナ地方で、4という数字を縁起の良し悪しと無関係に扱う。

なぜ — 言葉の響き(語呂・忌み言葉)
トスカーナでは4が棺を指す語と同じ響きになるとして避けられる、とされる。イタリア全体で嫌われるのは17で、4を避けるのは地方に限られた言い伝え。東アジアの4と理由も範囲もまったく別なので、同じ数字でも根は共有していない。
やってしまったら・言いかえ
地域の言い伝えの程度なので、贈り物の数などで気にする人がいる、と知っておけば足りる。

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出典 1 件
  1. Tetraphobia (Wikipedia)事典