初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする
エチオピア
エチオピアの食卓で、同席者がインジェラで包んだ一口を手でこちらの口元に差し出してきたとき(グルシャ)、遠慮して断る、あるいは手で受け取って自分で食べる。
- なぜ — もてなしの作法
- グルシャ(gursha)は、食卓で一番おいしい部分を手で取り、相手の口に直接運んで食べさせるもてなしの作法で、客や親しい相手への敬意と好意の表現とされる。エチオピアの食事はもともと一枚の大皿に載せたインジェラを全員で分け合い、器も取り分けもない。差し出された一口を断ると、その好意そのものを断る形になる。
- やってしまったら・言いかえ
- 差し出されたら、手を出さずにそのまま口で受ける。量が多いときは「少しだけ」と伝えると小さくしてくれる。自分で取り分けるときは右手だけ(または両手)を使い、左手だけで食べ物に触れない。
- 補足
- 「大きいグルシャほど愛情が深い」「断ると絶交」といった言い方も見かけるが、そこまで書いている信頼できる出典は確認できなかったので、ここでは『もてなしと敬意の表現』までにとどめた。衛生面が気になる場面もあるので、体調や事情があるときは事情を伝えて断ってよい。エチオピア正教の断食期間には肉・乳製品を避ける人が多く、食卓の中身もその日によって変わる。