2 つの文脈

親指を立てる(👍)

同じ「親指を立てる(👍)」でも、イラン・イラク・アフガニスタン・若い世代・イギリス・アメリカ合衆国・オーストラリアで、ダメとされる理由や強さが違います。

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「親指を立てる(👍)」の文脈ごとの違い
どこで・だれが ダメな理由 どれくらい 初見殺し度 やってしまったら
イラン・イラク・アフガニスタン しぐさ・記号の意味が違う 気にする人もいる 初見殺し
若い世代・イギリス・アメリカ合衆国・オーストラリア しぐさ・記号の意味が違う 気にする人もいる 気づきにくい 若い相手には一言添える(「了解、ありがとう!」など)。職場の上司からの👍は比較的受け入れられやすいという指摘もある。
初見殺し 一部誇張 気にする人もいる

イラン・イラク・アフガニスタン

イランなどで、「いいね」のつもりで親指を立てる。

なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
欧米のサムズアップは承認の意味だが、イランでは侮辱のしぐさとされ、英語版 Wikipedia は「これでも食らえ」に当たる意味だとしている(典拠は Guardian の旅行記事1本)。由来の定説は無い。
補足
出典はどれも孫引きで、元をたどると Roger Axtell や Mark McCrum の旅行マナー本と Guardian の旅行記事に行き着く。イランについては複数の出典が一致するが、「オーストラリア・ロシア・中南米でも侮辱」とする一覧は範囲を広げすぎている疑いが強い。国際的な SNS やメッセージアプリの普及で、若い世代・都市部では肯定の意味も通じるとされる(確かな裏付けは無い)。Stowaway はブリガム・ヤング大学の学生誌で、学術論文ではない。西アフリカの一部・ギリシャ・中南米の一部でも侮辱になると言われるが、元の情報の質が低く確かめられていない。
出典 3 件
  1. Thumb signal (Wikipedia)事典
  2. Obscene gesture (Wikipedia)事典
  3. Talk to the Hand: Proper Gesture Etiquette (Stowaway Magazine, BYU, 2016)学術
気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる

若い世代・イギリス・アメリカ合衆国・オーストラリア

若い世代(英語圏のZ世代など)からのメッセージに、👍(サムズアップ)の絵文字だけで返信する。

なぜ — しぐさ・記号の意味が違う
年長者には「了解」「いいね」の意味で使われる👍が、若い世代には手抜きでそっけない、あるいは皮肉っぽい(受動攻撃的な)返事に見えることがある。
やってしまったら・言いかえ
若い相手には一言添える(「了解、ありがとう!」など)。職場の上司からの👍は比較的受け入れられやすいという指摘もある。
補足
「Z世代は👍を嫌う」という話はネットで繰り返し話題になるが、Z世代全体の総意ではなく、関係性(恋愛相手か上司か)や文脈で受け取り方が大きく変わる。The Conversation の筆者(シドニー大学 Brittany Ferdinands)は、若い世代が🙂を本当の笑顔ではなく作り笑いや皮肉の意味で使うとも指摘している。同記事が引く YouGov・Atlassian の調査では、職場での絵文字を有用とする割合が Z世代 88%、ベビーブーマー・X世代 49% と世代差が大きい。実態は「気にする人もいる」程度。
出典 1 件
  1. Thumbs up: good or passive aggressive? How emojis became the most confusing kind of online language(The Conversation, Brittany Ferdinands・シドニー大学)学術

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