気づきにくい 確認済 本気で怒られる
シク教・インド・イギリス・アメリカ合衆国・カナダ
シク教徒のターバンに親しみを込めて触れる、冗談で引っぱる、記念撮影や検査のために「少しの間だけ外して」と頼む。髪に触れるのも同じ。
- なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
- シク・コーリション(米国のシク教徒権利団体)は「シク教徒のターバンは体の一部であり、ふつうは家の中でのみ外すもの」と説明し、「許可なく他人のターバンや髪に触れないでほしい」と明記している。切らない髪(ケーシュ)を保つことは「神の意志を受け入れ、信仰に身を委ねているしるし」と多くのシク教徒に理解されており、ターバンはその髪を覆うもの。だから帽子を取るような感覚で外すことはできず、人前で外されることは深い屈辱として受け止められる。
- やってしまったら・言いかえ
- 触れる必要がある場面(空港の保安検査など)では、本人に説明して同意を得てから、可能なら本人自身の手で調べてもらう。写真を撮りたいときも、まず本人に尋ねる。
- 補足
- グルドワーラー(シク教の礼拝所)を訪ねるときは、信者でなくても靴を脱ぎ、頭を布で覆って入る(入口に貸出用の布が置かれていることが多い)。堂内では身分にかかわらず全員が床に座り、男女は左右に分かれて座るのが一般的。洗礼を受けた信者が帯びる小刀キルパンは武器ではなく「不正と抑圧に抗うことを思い起こさせるもの」と説明されている。