気づきにくい 根拠薄 気にする人もいる
アイルランド・イギリス
アイルランドやイギリスのパブで、みんなにおごってもらったあと、自分の番になる前に席を立つ。全員分を順に買う「ラウンド」に加わらず、各自が自分の分だけ買うことにする。
- なぜ — もてなしの作法
- パブでは、同席した一人が全員分を一度にまとめて買い、次の一杯は別の人が買う「ラウンド」の形で飲むのが広く行われている。アイルランド・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドでほぼ普遍的な慣習とされ、根底にあるのは信頼と公平さで、自分の番を返さないことは社会的に問題視される(オーストラリアには「この国で問題を起こしたくなければ、必ずおごり返さなければならない」という言い方がある)。イギリスのパブの作法としては、1938年にロンドンの新聞記者がまとめた Greaves' Rules が知られている。
- やってしまったら・言いかえ
- ラウンドに加わったら、自分の番が来るまでは帰らない。人数が多くて飲みきれないときは、最初に「自分は今日は1杯だけにする」と断ってから各自払いにする。順番が来たらカウンターで全員分をまとめて頼み、飲まない人にはソフトドリンクを。
- 補足
- 慣習の存在は百科事典で確認できるが、アイルランド固有の強さや現在どの程度守られているかを示す出典は見つけられなかったため、根拠薄としている。割り勘が当たり前の国から来ると「不公平にならないよう各自払いにしよう」という善意が逆に浮くことがある。