宗教・宗派

仏教の初見殺しマナー

寺院や仏壇、仏像の前での振る舞いと、宗派ごとの教え。

5 件。初見殺し度の高い順に並べています。

初見殺しその集団の外から来た人には善意・普通の行いに見え、理由を知らなければ避けようがない。

初見殺し 確認済 年配・改まった場では気にする

「ご冥福をお祈りします」と言う

浄土真宗の葬儀や弔電で、お悔やみの定型句として「ご冥福をお祈りします」と言う・書く。

なぜ — そのほかの理由
「冥福」は冥土(死者の霊魂がさまよい行く世界)での幸福を指す。浄土真宗では、亡くなった人は阿弥陀如来の力でただちに浄土に生まれて仏になる(臨終即往生)と考えるため、冥土での幸福を祈ることが教義と合わない。
やってしまったら・言いかえ
「謹んで哀悼の意を表します」「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」と言い換える。宗派が分からないときもこちらなら無難。

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出典 3 件
  1. 葬儀・法事・お墓のこと | 真宗大谷派(東本願寺)その他
  2. 真宗は冥福を祈らない? | 真宗大谷派 三宝寺その他
  3. ご冥福は祈らない? | 浄土真宗本願寺派 明誓寺その他

気づきにくい何となく避けたほうがよさそうと感じるが、理由までは推測できない。または限られた場面でしか問題にならない。

気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

線香やろうそくを吹き消す

仏壇やお墓、寺でお参りしたあと、線香やろうそくの火を口でフッと吹き消す。

なぜ — 体の「不浄な側」を使う
神聖であるべき仏壇や仏前に息を吹きかけるのは不作法とされるため、線香やろうそくは手であおぐか、ろうそく消しを使って消す。人の口から出る息は不浄だから、口は悪い行いを生む元だから、といった説明もされるが、いずれも慣習としての説明で、経典上の根拠が示されているわけではない。
やってしまったら・言いかえ
手であおいで消す(線香を持っていない側の手で上から下へ扇ぐ)か、ろうそく消し(火消し)を使う。線香は左右に振って消してもよい。

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出典 2 件
  1. お線香・ローソクの知識 | 日本香堂業界団体
  2. ろうそくの消し方について | 曹洞宗 香雲寺その他
気づきにくい 確認済 本気で怒られる

僧侶に直接手渡す・握手する

上座部仏教の僧侶に、供養のつもりで飲み物や菓子をテーブルに置いて「どうぞ」と勧める、握手やハグで挨拶する(特に女性の場合)、座っている僧侶に足の裏を向けて座る。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
戒律では、僧侶は水以外のものを自分で取ることができず、「口にするものは、水を除いてすべて直接差し出されなければならない。与えられていないものに手をつけることはできない」とされる。だから机に置いただけでは供養が成立せず、僧侶はそれを食べられない。また「出家者が異性と情欲を伴う身体的接触をもつことは重い違犯」であり、僧侶は握手や抱擁ではなく合掌(アンジャリ)で挨拶する。足の裏を仏壇や僧侶に向けて座ることも、仏教圏では礼を欠くと受け取られる。
やってしまったら・言いかえ
供養の品は、両手で持って僧侶(または女性の場合は僧侶が差し出す布・受け皿)に直接差し出す。挨拶は手を合わせる合掌で返す。座るときは足を後ろに流し、足の裏が人や仏像に向かないようにする。

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出典 1 件
  1. Monastery Etiquette(Abhayagiri Buddhist Monastery、タイ森林派の米国寺院 公式)業界団体
気づきにくい 確認済 法律・規則で禁じられている

仏像と記念写真を撮る

スリランカなど上座部仏教の国で、仏像にキスするふり・仏像のポーズをまねる・仏像に背を向けて自撮りするなど、仏像と一緒に記念写真を撮る。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
仏像は仏そのものとして敬われており、ふざけた扱いは宗教感情を傷つける行為とされる。スリランカでは法律で罰せられ、2012 年に仏像にキスするふりなどの写真を撮ったフランス人観光客 3 人が、懲役 6 か月(執行猶予 5 年)の判決を受けた。
やってしまったら・言いかえ
仏像を撮るなら仏像だけを正面から撮り、自分が一緒に写るポーズは避ける。仏像に背を向けて写らない。仏像のタトゥーも見えないように隠す。

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出典 2 件
  1. Sri Lanka convicts tourists over Buddha photos | ABC News報道
  2. Sri Lanka to expel tourist with Buddha tattoo | Al Jazeera報道
気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする

仏塔を反時計回りに回る

チベット仏教の仏塔(ストゥーパ・チョルテン)や寺院、マニ石の周りを反時計回りに歩く、マニ車を反時計回りに回す。

なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
チベット仏教では聖なるものの周りを時計回り(聖なるものを常に自分の右手側に置く向き)に巡るのが作法で、太陽の運行にならうとされる。インド由来の右繞(うにょう、プラダクシナ)の作法が伝わったもの。
やってしまったら・言いかえ
周りの巡礼者の流れに合わせて時計回りに歩き、マニ車も時計回りに回す。逆向きに歩いていると気づいたら、流れに合わせて向きを変えればよい。

補足と出典をくわしく見る

出典 2 件
  1. Kora (pilgrimage) | Wikipedia事典
  2. What is Kora or Circumambulation? | Tibetan Nuns Projectその他