気づきにくい 確認済 本気で怒られる
上座部仏教・仏教・タイ・ミャンマー・スリランカ
上座部仏教の僧侶に、供養のつもりで飲み物や菓子をテーブルに置いて「どうぞ」と勧める、握手やハグで挨拶する(特に女性の場合)、座っている僧侶に足の裏を向けて座る。
- なぜ — 神聖なものを粗末に扱う
- 戒律では、僧侶は水以外のものを自分で取ることができず、「口にするものは、水を除いてすべて直接差し出されなければならない。与えられていないものに手をつけることはできない」とされる。だから机に置いただけでは供養が成立せず、僧侶はそれを食べられない。また「出家者が異性と情欲を伴う身体的接触をもつことは重い違犯」であり、僧侶は握手や抱擁ではなく合掌(アンジャリ)で挨拶する。足の裏を仏壇や僧侶に向けて座ることも、仏教圏では礼を欠くと受け取られる。
- やってしまったら・言いかえ
- 供養の品は、両手で持って僧侶(または女性の場合は僧侶が差し出す布・受け皿)に直接差し出す。挨拶は手を合わせる合掌で返す。座るときは足を後ろに流し、足の裏が人や仏像に向かないようにする。
- 補足
- 禁じられているのは僧侶の側の戒律であって、在家が罰せられるわけではない。それでも、知らずに握手を求めると僧侶に断らせる負担を負わせることになる。作法の細かさは国と寺によって幅があり、タイやミャンマーでは布を介して受け渡す所作が定着している一方、欧米の寺院では簡略にしている所もある。