気づきにくい 確認済 年配・改まった場では気にする
演劇・舞台・日本
歌舞伎を見慣れない客が、見よう見まねで芝居の途中に「成田屋!」「待ってました!」と屋号や掛け声をかける。
- なぜ — そのほかの理由
- 歌舞伎の掛け声(大向こう)は、役者の登場・見得・台詞の間など「決まるべき瞬間」に合わせて掛けるもので、芝居の一部として演出に組み込まれている。間を外した声は様式美を壊し、演じる側の呼吸まで狂わせるため、ヤジや雑音と同じ扱いになる。
- やってしまったら・言いかえ
- 声を掛けたいなら、何度も通って芝居の間をつかむまでは拍手にとどめる。大向こうの会が主催する勉強会(関西の「関西・歌舞伎を愛する会」など)で、タイミングや声色を学ぶ道もある。
- 補足
- 会員でないと掛けてはいけないという決まりは無い。日経の取材に松竹座の支配人は「会員でないと声を掛けてはいけないわけではないが、他のお客様にヤジや雑音と思われるような場合はやめてもらう」と答えている。関西で唯一の大向こうの親睦会「初音会」は記事の時点で8人で、劇場から入場パスをもらい、毎日2〜3人が公演に通っている。「素人は絶対に掛けてはいけない」とするネット上の説明は言い過ぎで、正しくは「上手くなければ嫌がられる」。