初見殺し 一部誇張 年配・改まった場では気にする
ハンガリー
ハンガリーで、ビールのグラス同士をカチンと合わせて乾杯する。
- なぜ — 乾杯の作法
- 1849年10月6日、革命に敗れたハンガリーの将軍13人(アラドの殉教者)が処刑された際、オーストリア側がビールで乾杯して祝ったので、ハンガリー人はビールでは乾杯しないと誓った、と言われる。ただし歴史家ヘルマン・ローベルトらは、当時の史料が一切ない都市伝説だとしている。起源は1850年代の消極的抵抗の時期、あるいは1853年に(ハンガリー側がペシュトを砲撃した将軍として憎んだ)ヘンツィの像が除幕されたときへの反感と見る説がある。
- やってしまったら・言いかえ
- ビールではグラスを合わせずに飲む。ワインやパーリンカなら合わせてよい。
- 補足
- 習慣は実在するが、由来の話は後付け。当時のオーストリア兵は乾杯でグラスを合わせずテーブルを叩くのが普通だった、処刑は将校の間でも不評だった、といった反証も挙がっている。唯一残る当時の挿絵は、ビールではなくシャンパンのグラスを描いている(Index.hu)。「150年間」という期限は1999年が近づいた1990年代後半に後から付いたもので、広く定着したのは1980年代だという。ヘルマン・ローベルトは、ビールに客を取られたワイン商人が広めたという説も挙げている。「もう150年経ったから解禁」と言う若い世代もいる。